SAP ジャパンは、「SAP ERP」でマスターデータを集中管理できる「SAP Master Data Governance」の最新版の販売を開始した。

SAP Master Data Governance は、SAP ERP で動作するマスターデータ管理ソリューション。データモデル、UI(ユーザーインターフェイス)、ワークフローが事前定義済みで、SAP ERP で質の高いマスターデータを管理・維持する仕組みを提供する。データは、他のシステムにも配信することができる。ERP だけでなく、あらゆる業務のマスターデータとして管理できる。

従来、SAP ERP ユーザーは、高度なマスターデータ管理が必要な場合、別に、マスターデータの登録、変更、承認を管理するためのワークフローや、入力されたデータと ERP の設定の整合性を維持するためのチェックロジックを構築、メンテナンスしなければならなかった。

SAP Master Data Governance では、SAP ERP に作業領域を設け、運用中のマスターデータを複製し、それをもとに変更する。そのため、本番データに影響を与えずに変更作業ができる。

また、SAP ERP の設定変更が SAP Master Data Governance のチェックロジックにも即時反映されるので、チェックロジックのメンテナンスに多くの工数を割く必要がなくなる。企業の複数部門が、自らの業務に関わる項目のマスターデータを同時に変更できる。

品目、取引先、 仕入先、得意先、会計などの、SAP ERP 標準のマスターは事前定義済みのモデルとして提供されるほか、ユーザー独自のカスタムオブジェクトもサポートする。

品目マスターに関しては、使い慣れた Excel のような UI のデータテーブルを用いて、複数品目を一括変更できる。

さらに、会計マスターに関しては、関連する複数のマスターデータに関する変更をひとつのアクションとしてまとめ、有効日付がきた時点で一斉に有効化できる。たとえば、あらかじめ次年度に変更になるデータを用意し、有効日付を設定して登録しておくと、年度の変更と同時にマスターデータを一斉に有効化できる。