日本マイクロソフトは、同社の公式ブログで、「Kinect for Windows v2 センサー」のオープンベータ版を7月15日に開始すると発表した。開発者や研究者を対象に、Microsoft Store から数量限定で販売する。税抜価格は1万9,980 円。

日本マイクロソフト、「Kinect for Windows v2 センサー」オープンベータ版の販売を開始
Kinect for Windows v2 センサー

Kinect とは、Microsoft が開発した、人の動きや声などの自然なしぐさをセンサーでとらえるシステム。2010年に家庭用ゲーム機「Xbox 360」用に発売され、2012年には、Windows パソコンで動作する Kinect for Windows が登場した。同製品は身振り手振りや音声などで直感的にコンピュータを操作できることから、医療や教材関連など多くの産業で活用されており、なかでも日本の導入事例数は世界中でトップクラスだという。

医療現場での導入事例
医療現場での導入事例

今回提供する「Kinect for Windows v2 センサー」は、現行センサーと比較して認識精度と視野角の広さが向上したほか、骨格追跡技術が追跡できる身体の部位と、同時追跡可能な個体数が増えた。さらに、新たなセンシング機能としてアクティブ IR(赤外線)を搭載した。これにより、現実世界のライティング環境に左右される事なく、顔の特徴や手の位置を捉えられるという。

なお、同製品の販売が開始しても、現行の「Kinect for Windows センサー」は、これまで通り製造販売する。