CentOS 7 が公開された。フルサポートされたエンタープライズ版のディストリビューションを必要としないサーバー管理者に対し、無料の代替 OS を提供している。

CentOS 7 登場 ― Red Hat との提携後初となるリリース

「CentOS 7」は、「Community ENTerprise Operating System 7」の省略形。6月10日にリリースされた Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7 がベースとなっている。

CentOS 7 は、CetOS プロジェクトが Red Hat の一部となって最初のリリース
CentOS 7 のリリースはいくつかの理由で非常に重要なものだ。その第一の理由は、CetOS プロジェクトが Red Hat の一部となって最初のリリースだということ。Red Hat は今年1月、CentOS コミュニティと提携すると発表し、IT 業界を驚かせた。

CentOS 7 リリースで注目すべき2つ目のポイントは、公開までの早さだ。2011年11月に RHEL 6 がリリースされたとき、CentOS コミュニティがこれをベースとした CentOS 6 を公開できたのは、半年以上経過した2012年7月後半だった。だが CentOS 7 は、RHEL 7 リリース後、わずか1か月での公開となった。

3つ目は、CentOS 7 が業界の最新トレンドをサポートしたサーバー OS となったこと。CentOS 7 は RHEL 7 をベースとしているため、RHEL 7 で追加された新機能は CentOS 7 でも利用可能だ。例えば、デフォルトのファイルシステムは XFS になっており、利用者に対して500テラバイトまでスケール可能な新しいファイルシステムを提供している。また、CentOS 7 は最新のコンテナ型仮想化技術「Docker」もサポートしている。

最後のポイントは、イメージの提供方法。これまでの CentOS リリースでは、コミュニティは ISO イメージのみを提供していた。だが今後は、CentOS をクラウドで稼働させるための、クラウドイメージも提供する。Docker イメージや、HPCloud、RackSpace、Amazon Web Services、Google Compute に向けたクラウドイメージが用意される予定となっている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。