SAP ジャパンは、最新プラットフォーム「SAP HANA」サービスパック8(SP8)の販売を開始した。

SAP HANA SP8 ではオープンエコシステムを拡張、「Red Hat Enterprise Linux」、Intel E7v2 プロセッサベース システム、複数のサードパーティ製高可用性/ディザスタリカバリーソリューションに対応するほか、powered by SAP HANA ソリューションのクラウド上でのサポート、20社の認定パートナーに拡大されたネットワークなど、パートナーの広範なエコシステムを活用できるようになった。

また、SAP HANA SP8 では、HANA プラットフォーム上で BI/データ ビジュアライゼーション ソフトウェア「SAP Lumira」(ルミーラ)サーバーをサポートするため、リアルタイムのアナリティクス機能を活用できる。

将来的には、統合フレームワークの SDK(ソフトウェア開発キット)による拡張が予定されており、SAS などパートナー各社は、予測モデルスコアリング機能などのアドバンスト アナリティクス機能を HANA 内部に組み込んでパフォーマンスを高めつつ、分析データの準備作業では、データソースからのデータ抽出、加工、データロードなどをする必要がなくなる。

例えば、南カリフォルニア・エジソン社は、HANA プラットフォームを使用して、SAS のスコアリング機能をネイティブで実行した。その検証結果によると、需要反応モデルを実行した際のパフォーマンスが、300%と大幅に上昇した。

SAP が目指しているのは、同期レプリケーションや複数のホットスタンバイのサポートなど、ネイティブの高可用性機能/ディザスタリカバリ機能を通じ、アップグレードと保守のダウンタイムをゼロに近づけ、HANA の管理作業をシンプルにすることだ。

今後は、「SAP HANA Cloud Integration」技術を、スタンドアロン ソリューションとして活用し、顧客のアプリケーション環境全体で統合に関わる要件のすべてに対応、SAP アプリケーションとサードパーティアプリケーションを含む、クラウドとオンプレミスのアプリケーションを通じ、データとプロセスを統合できるようになる。

HANA とデータベースや DWH を連携する「SAP Data Services」との連携機能が強化され、SAP Data Services と「SAP Information Steward」ソフトウェア最新版の各種機能によって、ビジネスユーザーなどが、自社のビッグデータプロジェクトから、即座に価値を引き出すことができるようになるという。