自動ネットワーク制御ソリューションの米国 Infoblox は、OSS SDN(Software Defined Networking)スイッチ「LINCX」の無料配布を開始した。

LINCX は完全にプログラミング可能で、FlowForwading.org プロジェクトからダウンロードできる。

LINCX は専用のハードウェアが不要なスイッチソフトウェアで、市販の物理サーバー、または仮想 Linux か Xen サーバー、300ドル(約3万円)程度のホワイトボックス (ノーブランド) のネットワークデバイス上で動作する。

Erlang プログラミング言語で記述され、ディープ パケットインスペクション (DPI) やプロトコルのサポートは完全にプログラム可能。ネットワーク要件の変化に応じて動的にスイッチングを調整できる。

Infoblox の創設者兼 CTO である Stuart Bailey 氏とその研究チームは、ハードウェアベースのネットワークを革新する新技術を、SDN がどう生み出すか実証するために、Infoblox 製品としてではなく、SDN コミュニティへの貢献として LINCX を開発した。

LINCX には3万4,000行のコードが含まれるが、わずか6名のエンジニアチームが1年間、100万ドルのコストで構築したそうだ。商用のハードウェアスイッチには通常数十万から数百万行のコードが必要で、数十人のエンジニアチームが数年にわたって関わっている。

OSS の SDN スイッチ「Open vSwitch」と比較しても、その約80%のパフォーマンスを、はるかに小規模で実現できるそうだ。