米国テストアプリケーション Ixia の日本法人、イクシアコミュニケーションズと沖縄オープンラボラトリは、6月11日から13日まで幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2014」で、仮想マシン(VM)上のテスターポートを用い、幕張メッセ会場と沖縄県に所在する沖縄オープンラボラトリ間での遠隔地間測定実験に、国内で初めて成功した。

イクシアと沖縄オープンラボラトリは、Interop Tokyo 2014 内で実施された「SDI ShowCase」で、Ixia の主要テストアプリケーション「IxNetwork」と「IxLoad」が仮想環境で動作する様に開発された「IxVM」を用い、各種遠隔地測定実験のデモンストレーションを行った。

今回の遠隔地間測定実験では、仮想サーバー上に IxVM 仮想テスターポートを配置、 IxNetwork を使用した L2-L3 パケット疎通試験、プロトコルエミュレーション試験(VXLAN、OpenFlow など)、また IxLoad を使用した L4-L7 アプリケーション疎通試験(HTTP、FTP など)を実施した。

イクシアが「Interop Tokyo 2014」で、仮想マシンのテスターポートを用いた遠隔地間測定実験に成功
遠隔地測定と公開デモンストレーション

クラウドコンピューティングの拡大とネットワーク機能の仮想化(NFV)が急速に展開する中、遠隔地間での仮想化環境上にテスターを配置できることが実証されたことは、今後のネットワーク計画で大きな意義がある、と同社では見ている。