中高一貫の私立女子学校、品川女子学院は、これまで主に教職員向けとして導入していた米国 Evernote の企業向け情報共有クラウド サービス「Evernote Business」の対象を拡大し、高校2年生の全生徒205人も利用できるようにした。教員と生徒間および生徒同士の情報共有や、デジタル自習環境の構築に活用する考え。教育機関がこれだけの人数の生徒に導入する事例は、これが最大規模であるという。

品川女子学院は、「タブレット1人1台時代」に備え、以前から教員と生徒が使うためのクラウド プラットフォームを検討してきた。まず、2013年10月に Evernote を教員と生徒間での連絡手段として使用開始し、同年12月に管理職および IT スキルの高い教職員10人に Evernote Business を導入。そして、今回さらに高校2年生の全生徒に導入することとなった。

現在、同校では Evernote を介した情報共有や知識蓄積が拡がっているそうだ。例えば、生徒間では「クラス共有ノートブック」によるクラス内連絡事項の共有、生徒会では議事録や資料の共有などに活用されているという。さらに、Evernote で年間学習計画「デジタルシラバス」を共有。デジタルシラバスから教員の制作した YouTube 上の解説動画が辿れるようになっており、生徒の予習/復習に役立てることが可能だ。

なお、品川女子学院は「社会で活躍する女性を育てる」という理念を掲げ、IT 教育に注力しているほか、企業とのコラボレーション活動を教育に取り入れている(事例:東芝、ヤフー伊藤ハム)。また、国際的に活躍できる人材を育成する中高一貫校として、文部科学省から「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の指定を受けた。