SAP ジャパンは、輸送管理ソフトウェアと拡張倉庫管理ソフトウェアの最新版「SAP Transportation Management(SAP TM) 9.1」と、倉庫管理ソフトウェア「SAP Extended Warehouse Management(SAP EWM)9.1」の販売を開始した。

SAP TM は、トラックなどの国内輸送や、陸上/海上/航空のマルチモードの国際輸送などのあらゆる輸送を対象に、計画から実行、追跡、決済までのプロセスを管理する世界標準の輸送管理ソフトウェア。荷主、フォワーダー(貨物利用運送事業者)、キャリアのいずれの企業も利用できる。

最新版 SAP TM 9.1 では、鉄道輸送特有の要件に対応するイノベーションが、荷主とキャリア双方に提供される。また、購入側と販売側両方の立場から、輸送契約を締結するための分析/見積り依頼と見積りのコラボレーション/輸送契約作成に対応する戦略的輸送契約管理まで、機能が拡充している。

さらに、コラボレーションポータル画面で、荷主、物流サービスプロバイダ(LSP)、フォワーダー、キャリアは、輸送契約や輸送オーダーの見積依頼/見積や輸送費請求情報などを、リアルタイムでやり取りできる。積載最適化機能、小荷物管理機能が追加され、「SAP HANA」にも対応した。

SAP EWM は、倉庫敷地内で発生する配送品目管理/在庫受入/検品/開梱/移動/入庫などの入荷プロセスから、棚卸/在庫計算/補充計画を含めた庫内プロセス、オーダー展開/荷物のピッキング(仕分作業)/梱包/キッティング/積載/出庫を含めた出荷プロセスまでを効率化する、包括的な倉庫管理ソリューション。このソフトウェアは、原材料/部品/半製品/梱包材/製品/重量や長さを基本とする不定貫品目など、多様な取扱品目に対応している。

最新版 SAP EWM 9.1 では、計画/調達/輸送/配送の各業務のクオリティを高めることができるそうだ。具体的には、出荷コックピット画面による出荷の計画/実行/モニタリング、SAP HANA 対応の労働需要計画、品質管理機能との強力な連携機能が用意されている。

また、最新版では、EWM と TM との直接連携機能が加わり、TM のデータを活用して EWM で効率的な配送プロセスや効果的な倉庫計画を立案できるようになった。これによって、輸送するトラックのルートによって、積み付け(積荷のバランスや積む順番など)のシミュレーションや積載作業のプランニングを効率化する。また、出荷コックピット画面との連携により、運送業者が事前に、トラックの荷卸しを行うドックを指定、予約できるようになった。