積水ハウス東芝、本田技研工業(Honda)の3社がさいたま市に新たに実証実験ハウスを建設、IT やパーソナルモビリティなどの技術と、家庭、モビリティ、地域のエネルギー需給を総合的にコントロールするエネルギー管理技術を取り入れた、スマートハウスの検証を開始した。

実証実験ハウスは実際に人が居住できる二世帯住宅。昼間外出している子世帯の太陽光発電の余剰電力を親世帯で使うなど、各世帯で生み出した電気やお湯を、世帯間で相互供給できるようになっている。

また、ケーブルを接続せずに電気自動車(EV)を充電する非接触充電、EV に蓄電された電力を家・コミュニティに供給する仕組み、パーソナルモビリティを使いやすくした住空間づくりなどの試みを通じ、未来の暮らしを支える技術をリアルな環境で磨いていく。

積水ハウスは「SLOW & SMART」をブランドビジョンとするスマートハウス「グリーンファースト ゼロ」を販売している。これは、政府が支援する「ネット ゼロ エネルギー」住宅の普及を先取りしたもので、創エネと省エネを取り入れ、家庭内のエネルギーを HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)で制御している。

積水ハウスなど、未来の二世帯スマートハウスをさいたま市に建設
実証実験ハウス