1. Red Hat と独占禁止法

先週の Linux Planet では、The Wall Street Journal(TWSJ)による Red Hat をターゲットとした2つの記事が大きな議論を呼んだ。1つ目の記事は、Red Hat は、同社顧客が他ベンダーバージョンの OpenStak を選択した場合、RHEL のサポートをしないと主張したもの。この主張に対して、Red Hat は即座に反論した。

2つめの記事は、Red Hat が反論したにも関わらず、基本的には1つめの記事と同じ論調を持つものだった。記事では、Red Hat のライバル企業 Mirantis の CEO である Boris Renski 氏の Blog 投稿を紹介している。

「現実を見よう。企業向け Linux 市場で64%のシェアを持つ Red Hat は、Linux と結びついたオープンソースエコシステムの健全な競争を押しつぶせる地位にある。≪中略≫ ある市場を独占したとき、その組織は好むと好まざるに関わらず、義務を負うのだ。RHEL 上で多くの仮想化プラットフォームの認証を行うことは、Red Hat にとって大きな負担となるだろう。だが、顧客に選択肢を与え、Red Hat 以外のベンダーによるイノベーションにもアクセス可能にするため、Red Hat にはこれに投資する義務がある」

OpenStack 内部には、この論争を OpenStack のポリシーを改定する良い機会ととらえたものもいたようだ。現在 OpenStack の Web サイトには、現行の「TechnologyIntegrationPrinciples」を、排他的行為を制限するものにアップデートする試案が提出されている。

「競合社間での、競争促進的な目的を達成する調整が独占禁止法下で完全に合法であったとしても、独占禁止法に触れているのではないかと疑問視される行動をよく認識し、そのような振る舞いを避けるよう努めるのは重要なことだ」

2. Linux Mint 17


近く登場する Linux Mint 17 は、Ubuntu の最新版ではなく、LTS リリースをベースとしたものになる。Linux Mint 創設者の Clement Lefebvre 氏は、Blog 投稿で次のように述べている。

Linux Mint 17

「開発チームは、Linux Mint 17 で使用されるパッケージベースに、向こう2年間フォーカスを継続するということだ。≪中略≫重要なアプリケーションはバックポートされる。我々はこの変更により、開発ペースが加速され、新しい Linux Mint リリースごとのリグレッションを減らせると考えている」

3. KDE 5 ベータ

KDE デスクトップは、今年7月にリリースが予定されているバージョン 5.0 の最初のベータを公開した。

KDE 5 には、「Homerun」と呼ばれるアプリケーションメニューウィジェットが搭載される。また、独自フォントも追加される。リリース声明には次のようにある。

「『Oxygen Font』は FreeType フォントレンダリングシステムに最適化された、あらゆる GUI、デスクトップ、デバイスにマッチするフォントだ」

KDE 5 ベータ

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。