2012年2月、Robyn Bergeron 氏は Fedora Project Leader(FPL)に指名された。Fedora は Red Hat が支援するコミュニティプロジェクトだ。だが2014年5月19日、Bergeron 氏は FPL 辞任の意向を表明した。現時点では、Bergeron 氏は辞任日を公表していないし、Red Hat も Bergeron 氏の後任を発表していない。

Bergeron 氏は現在、Fedora プロジェクト10年の歴史の中で、最も大規模な移行作業をリードしている。近く登場する予定の Fedora 21 は、デスクトップ版、サーバー版、クラウド版の3つの製品としてリリースされるのだ。

Bergeron 氏は eWeek のインタビューに対し、移行作業を実施している理由について説明した。

Robyn Bergeron 氏、Fedora プロジェクトリーダー辞任の意向を表明 ― Fedora 21 はデスクトップ版、サーバー版、クラウド版の3製品に分化へ
Fedora Project Leader である Robyn Bergeron 氏
「Fedora 20 は、Fedora の10周年と20回目のリリースを記念する節目のリリースだった。だが Fedora が登場してから10年の間に、その利用環境は大きな変化を遂げている。現在では、デスクトップに最適な製品を開発した場合、サーバーには適さないし、クラウドには当然マッチしないものになる。すべての環境に対応した製品の開発は、どこかで妥協を強いられてしまうのだ。Fedora コミュニティは、どんな環境にもフィットする『フリーサイズ』の製品を作っても、もはや意味がないというポイントに到達した」

だが、デスクトップ専用、サーバー専用、クラウドデプロイ専用の3つの Fedora のビルドには、より多くの工数が必要になるだろう。Bergeron 氏は、これにはどう対処するのだろうか?

「Fedora は現在の1製品リリースと同様に、3製品のリリースを実施できるよう努力している。QA プロセスやリリースエンジニアリングに、3倍のリソースを割くわけにはいかないからだ。これを実現するために、我々はより多くの作業の自動化を目指している」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。