ソニーモバイルコミュニケーションズは、スマートフォンと連携して歩数/睡眠時間などの身体活動や日常生活の特別な瞬間を記録したり、スマートフォンを制御したりできる、腕に付けるリストバンド型のライフログ/ライフブックマーク デバイス「SmartBand SWR10」を5月23日に発売する。価格はオープンで、税別の市場推定価格は9,800円前後。ソニーモバイル直販サイトでの税別販売価格は9,800円。

ソニーモバイルがリストバンド型スマートウェア「SmartBand SWR10」発売へ、ライフログ/ライフブックマークに
SmartBand SWR10 スマホと連携してライフログ/ライフブックマーク

SmartBand SWR10 は、加速度センサーなどを内蔵する「コア」と、リストバンドを組み合わせた製品。歩行や運動などの動きを検知して、ライフログとして記録する。そして、専用 Android アプリケーション「Lifelog」と組み合わせることで、日、週、月、年といった時間軸でアニメーション化して蓄積したデータを確認できる。ソニーモバイルは、ユーザーが過去を振り返ることで自分の行動パターンに気づき、生活をよりアクティブに彩るための「スマートウェア商品」と位置付けている。

ライフログとしては、歩数や消費カロリー、睡眠時間などの身体的な活動と、見た映画、聴いた音楽、通話した時間などの日常活動を記録できる。さらに、ライフブックマーク機能があり、何らかの目標を達成したり思い出として残しておきたい瞬間に遭遇したりした際に SmartBand SWR10 のボタンを操作すると時間や場所を記録できるので、後で確認することが可能だ。

Lifelog アプリで過去を振り返ることが可能に
Lifelog アプリで過去を振り返ることが可能に

そのほかにも、睡眠サイクルから判断した目覚めやすいタイミングに合わせて振動してユーザーを起こす「スマートウェイクアップ(快眠アラーム)」、スマートフォンとの Bluetooth 接続が切れた際に警告する「接続範囲外アラート(端末紛失防止)」、電話着信/SMS 受信/SNS 更新などを通知する「通知/メッセージ通知」、スマートフォンの音楽再生を制御する「WALKMAN アプリケーションのリモートコントロール」といった機能もある。

スマートフォンとの接続/切断は、NFC によって Bluetooth ペアリングを意識せずワンタッチで行えるそうだ。IPX8 相当の防水性と IP5X 相当の防塵性を備えているので、場所や環境を問わず使いやすい。電源は内蔵リチウムイオン電池で、約5日間の使用が可能という。

本体のコアはリストバンドから外すことができ、ソニーモバイルが用意する別売のさまざまな色のリストバンドに取り換えたり、他社から今後販売されるであろう異なるデザインのリストバンドなどに交換したりして楽しめる。

左:付属のリストバンド(ブラック) 右:加速度センサーなどが内蔵されたコア
左:付属のリストバンド(ブラック) 右:加速度センサーなどが内蔵されたコア

別売リストバンド 3色1セットで、3セット合計9色を用意
別売リストバンド 3色1セットで、3セット合計9色を用意

おおよそのサイズは、コア部分が横40.7×縦15.3×厚さ 7.8mm、付属リストバンド(色はブラック)が 214mm(S サイズ)と 250mm(L サイズ)。重さはコア部分が約 6g で、リストバンド込みだと L サイズの場合が約 21g、S サイズの場合が約 20g。

連携させるスマートフォンは、Android 4.4 以上の OS を搭載し、Bluetooth 4.0 (Bluetooth Low Energy)に対応している必要がある。現在ソニーモバイルが挙げている対象機種は「Xperia ZL2」のみ。Xperia ZL2 は国内未発売で、5月下旬以降に国内販売を開始する予定。