1. Tails 1.0

先週、LinuxPlanet で最も話題になった Linux ディストリビューションは、Tails 1.0 リリースだろう。Tails は、米国家安全保障局(National Security Agency:NSA)の 内部告発者 Edward Snowden 氏が使用していたことでその名が広く知られるようになった。

Tails は USB スティックから起動可能で、物理的なコンピューターにインストールする必要がない。プライバシーにフォーカスしたディストリビューションであり、利用者が USB をコンピューターから抜けば、システムメモリ上には使用の痕跡は残らない仕組みになっている。

【LinuxTutorial】スノ―デン氏愛用の Tails が1.0に、OpenMandriva Lx 2014.0 と Debian 7.5 のリリース
Tails 1.0

Tails には接続経路の匿名化を行う技術「Tor」が統合されており、利用者の場所や IP アドレスを秘匿することができる。Tails には Windows XP デスクトップを装う機能も搭載されていて、Tails の使用中に通りかかった人から疑われないよう、偽装することが可能だ。

Tails の Windows XP 偽装モード
Tails の Windows XP 偽装モード

4月29日、Tails は1.0 に到達した。リリース声明には次のようにある。

「バージョン1.0 は、フリーソフトウェアが成熟したことを意味する重要なマイルストーンだ。Tails の最初のバージョンは、2009年の6月23日に公開され、『Amnesia(記憶喪失)』と呼ばれていた。あれから5年近くが経過し、その間に Tails は36回安定版をリリースしてきた」

2. OpenMandriva Lx 2014.0

5月1日、OpenMandriva Lx 2014.0「Phosphorus」がリリースされた。リリース声明には次のようにある。

「リリースの名称は、ギリシャ語の『光を運ぶもの』から取られた。この仕事にかける我々の期待を表現しているものだ。Mandrake/Mandriva ディストリビューションを長年利用してきたユーザーは、慣れ親しんだ環境を見つけるだろう。同時に、新しいもの、アップデートされたもの、そして無くなったものも見つけるはずだ」

2. OpenMandriva Lx 2014.0

Mandrake 創始者である Gael Duval 氏は、OpenMandriva Lx 2014.0 のレビューを公開している。それによれば、OpenMandriva Lx 2014.0 は大変安定性が高く、よく仕上げられているという。

「OpenMandriva Lx 2014.0は、経験のある開発者と貢献者がプロジェクトに関わった場合にのみ達成できる、高いレベルの品質を実現している。ほとんどのハードウェアデバイスがデフォルトでサポートされており、設定されている。このリリースは、次期リリースに向けた素晴らしいベースとなるだろう」

3. Debian 7.5

Debian プロジェクトは4月26日、Debian 7「Wheezy」の最新版、Debian 7.5 をリリースした。Debian 開発者の Neil McGovern 氏は、リリースノートに次のように書いている。

「Debian Project は Debian 7(コードネーム「wheezy」)の5回目の安定版リリースを公表する。このアップデートは、主に安定版リリースのセキュリティ上の問題を修正するものだ。その他、いくつかの重要な問題にも対応している」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。