1. Ubuntu 14.04 LTS

4月17日には、Ubuntu LTS の最新版である Ubuntu 14.04「Trusty Tahr(頼りになるタール)」 がリリースされた。Canonical は、1つのコードでデスクトップ上でもモバイル上でも稼働する「コンバージェンス OS」を目指しているが、Ubuntu 14.04 では、それはまだ実現していない。

デスクトップでは、Unity 7 のインターフェイスに新しいアンチエイリアスが採用された。その他、デスクトップの利用を楽しいものにする複数の機能向上がなされている。

【LinuxTutorial】Ubuntu 14.04 LTS リリース、Debian Squeeze のサポートが2016年2月まで延長、コンテナ型仮想化技術をパッケージした Red Hat の 「Atomic Host」

サーバーでは、前バージョンにも増してクラウドにフォーカス。OpenStack の「Icehouse」リリースを搭載している。OpenStack を管理する「Juju」も Trusty Tahr でアップデートされた。サーバー管理では Puppet が新しくなり、Puppet 3 となっている。

ライバルである Linux ベンダー Red Hat は、もはや RHEL 6 および RHTL 7 で Xen ハイパーバイザーをサポートしていないが、Ubuntu は Ubuntu 14.04 でも Xen 4.4 のフルサポートを継続した。

Ubuntu 14.04 LTS では、ARM 対応も進化した。Ubuntu 開発者である Jose Antonio Rey 氏は、Ubuntu 14.04 のリリース発表で次のように述べている。

「Ubuntu 14.04 LTS は、64ビット ARM システム向け『arm64』アーキテクチャをサポートした最初の LTS リリースだ。リトルエンディアン 64ビット POWER システム『ppc64el』アーキテクチャもサポートしている」

Ubuntu の LTS 版は、利用者に5年間のサポートを提供する。

2. Debian Squeeze のサポート延長


Ubuntu 14.04 が LTS になることは以前から計画されていたが、Debian Squeeze は、本来は LTS ではなかったものだ。Debian Squeeze のサポートは5月31日で終了するはずだったが、予定が変更になった。Debian 開発者の Moritz Muehlenhoff 氏は4月16日、メーリングリストのメッセージに次のように書いている。

「Squeeze のセキュリティサポートが2016年2月まで延長されたことを発表する。この取り組みは、様々な団体や企業による、延長セキュリティサポートを望む声によって実現した」

2. Debian Squeeze のサポート延長

サポートが延長されるのは、x86(i386 および amd64)のみであり、他のアーキテクチャ向けのものは対象に含まれていない。

3. Red Hat の「Atomic Host」

4月17日、Red Hat は Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の新たなバージョン「Atomic Host」を発表した。この新バージョンは、RHEL に「Project Atomic」を統合したもの。利用者に、仮想コンテナ(主に Docker)タイプの仮想化技術をパッケージとして届けようとする試みだ。

3. Red Hat の「Atomic Host」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。