オープンソースの MongoDB プロジェクトは4月8日、MongoDB 2.6 を公開した。利用者に対し新機能と拡張されたパフォーマンスを提供している。

MongoDB 2.6 リリース
MongoDB でプロダクトマーケティングのディレクターを担当する Kelly Stirman 氏は InternetNews.com に対し、MongoDB 2.4 と 2.6 の間にはバイナリ互換性があり、多くの場合、ドロップインアップグレードが適用可能であると説明した。MongoDB 2.4 利用者に要求されるのは、mongod インスタンスをシャットダウンし、2.6 の mongod インスタンスで置き換える作業だけだ。もちろん、例外はありうる。MongoDB は、アップグレードに関する注意事項をまとめた文書「Upgrade MongoDB to 2.6」も公開している。

MongoDB 2.6 の新機能には、「Index Intersection」があげられる。Stirman 氏は、Index Intersection があれば、クエリプランナーがクエリの解決に複数インデックスを利用可能になると述べた。

「Index Intersection により、開発者はアップフロントなインデックスデザインではなく、シンプルなインデックスで、より多くのクエリに対応可能になる」

Stirman 氏は例として、セールスレポートアプリケーションをあげた。あるプロダクトマネージャが、特定の製品に対して一定数以上の発注をかけた顧客すべてを特定したいとする。このとき、Index Intersection を使えば、その製品の部番に対する既存のインデックスと数量を結びつけ(Intersect させ)、クエリを最適化できる。新たな複合インデックスは要求されない。この手法であれば、ワーキングセットサイズのオーバーヘッドも削減できるという。

テキスト検索も MongoDB で機能向上された。Stirman 氏は、MongoDB は、B ツリーインデックスを含む豊富なインデックス機能を提供してきたことに触れた。

「MongoDB 2.4 では、テキスト検索をベータ版として導入した。MongoDB 2.6 では、複数言語文書対応や、アグリゲーションパイプラインとの統合といった機能を追加している。我々は現在、テキスト検索機能を製品版にすることを検討している」

MongoDB 2.6 のリリースノートによれば、アグリゲーションパイプラインには、cursor を返すか、返り値をコレクションに書き込むかで結果を返す機能が追加されたという。

クラウドベースのモニタリングシステム「MongoDB Management System(MMS)」にも、バックアップと復元に関する新機能が搭載されている。Stirman 氏は、MMS はクラウドサービスおよびオンプレミスで利用可能であることにも触れた。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。