米国 Google が買収することで話題となった米国の家庭用サーモスタット/火災報知器メーカー Nest Labs は、煙と一酸化炭素(CO)を感知するタイプの火災報知器「Nest Protect」の機能「Nest Wave」に不具合があるとして、同機能を Nest からの遠隔操作で停止するとともに、販売を一時中断している。Nest はソフトウェア修正で対策を施す予定。

Google が買収する Nest の煙感知器、手を振って誤報を止める機能に不具合
一部機能に不具合の見つかった Nest Protect
(出典:Nest)

Nest Protect は煙と CO を感知して火災の発生を知らせる機器だが、いきなり大音量の警報を発するのではなく、まずユーザーに火災と疑われる状況であると静かに通知する。この時点でユーザーが料理などの煙による誤検知と判断すれば、Nest Protect に向かって手を振れば通知を止められる。この機能が Nest Wave であり、慌てて外に逃げたり、届きにくいところにあるであろう解除スイッチを押したりすることなく誤報を未然に防止できるという。

手を振ると通知を止められる機能 Nest Wave
手を振ると通知を止められる機能 Nest Wave
(出典:Nest)

Nest Protect 紹介ビデオ(出典:Nest)

Nest Wave 機能は Nest Protect の“ウリ”となる機能だが、Nest の試験で Nest Wave が意図せず作動する恐れが発覚したそうだ。この問題は特殊な状況でしか発生せず、ユーザーの使用環境で起きたとの報告はないが、Nest は火災警報が手遅れになる危険性を重視し、今回の対応を決めた。

既存の Nest Protect ユーザーに対しては、安全のため Nest Wave を無効化するよう呼びかけている。

Nest Protect を無線 LAN(Wi-Fi)経由でインターネットを介して管理機能「Nest Account」に接続している場合は、Nest が遠隔操作で Nest Wave 機能を停止させる。Nest Account に接続していないユーザーに対しては、Nest Wave の遠隔停止操作を受け付けられるよう接続してほしいとした。Nest の操作で無効化された Nest Wave は、ソフトウェアの修正が完了して問題がなくなった時点で再び遠隔操作で有効に戻される。Wi-Fi 環境がないといった理由で Nest Account に接続できない場合は、Nest Protect を使用停止して払い戻しを請求するとよい。

Google が買収するサーモスタット/火災報知器メーカーの Nest
Google が買収するサーモスタット/火災報知器メーカーの Nest