米国 Mozilla は、新たな CEO に Brendan Eich 氏を指名したと発表した。

Mozilla が JavaScript を開発した Brendan Eich 氏を CEO に指名
Mozilla 新 CEO に指名された
Brendan Eich 氏
Eich 氏は、Netscape プロジェクトの初期から Mozilla に関わってきた人物であり、プログラミング言語「JavaScript」の開発者としても著名な人物だ。

Eich 氏はこれまで、Mozilla で CTO の役割を果たしてきた。2013年1月には同氏の CTO としての役割は拡張され、プラットフォーム部門とプロダクトエンジニアリング部門の両部門をリードする役割を担っている。

Eich 氏は、2013年に Gary Kovacs 氏が Mozilla を去ると公表して以来、空席になっていた CEO のポジションを埋めることとなる。個人的に私は、Kovacs 氏が好きではなかった。Kovacs 氏はブラウザビジネスの経験がなく、理解もしていなかったため、Mozilla の CEO のポジションにはふさわしくないと考えていたからだ。Kovacs 氏は、John Lilly 氏が2010年の11月に Mozilla を去った後、3年間 CEO を務めた。

私は技術的なリーダーが、企業のリーダーになるべきだと信じている。このため、Eich 氏をリーダーにするという Mozilla の判断は、正しいものだと考える。

Mozilla は、初期の Web に対する夢と Netscape の残骸から生まれた組織だ。夢とは、Web ブラウザによって誰でも手軽に Web を利用可能にし、それによって世界を変えるというものだった。

Netscape を保有していた AOL が1998年2月に Mozilla プロジェクトをスタートさせたとき、Eich 氏はその創設に関わり、プロジェクトの主任アーキテクトとなった。

その日から今日まで、Mozilla は幾多の困難を乗り越えてきた。誕生当時、Web ブラウザの世界は、Microsoft の Internet Explorer によって支配されていた。だが Mozilla という組織は Firefox Web ブラウザによって再生し、Web の再活性化を手助けしてきた。HTML5 などのブラウザ標準の構築や、タブブラウジングなどの UI 革新は、Mozilla のおかげで今日のメインストリームとなっている。

その Mozilla による技術革新の後ろに常にいたのが、Brendan Eich 氏だったのだ。

Eich 氏は Web がどのようにして生まれたのか、どのように機能しているのかを熟知している。おそらくはこの地上で、Brendan Eich 氏ほど Mozilla をリードするのに適した人物はいないだろう。

次世代の Web イノベーションに向けて、Mozilla が Eich 氏を CEO に指名したことに、私はとても興奮している。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。