Linux OS は、誰でも無料で利用できるオペレーティングシステム。だが、そのトレーニングコースとなると、無料のものは少ない。この状況を改善するため、Linux Foundation は、Linux トレーニングをより多くの人が無料で受講できるよう、教育プログラムへの取り組みを強化する。

Linux Foundation は edX と協働し、Linux トレーニング向けの「Massive Open Online Course(MOOC)」を構築する。edX は、非営利のオンライン学習プラットフォーム。ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学が2012年にスタートさせたものだ。

Linux Foundation の「Introduction to Linux」トレーニングコースがオンラインで無料受講可能に

Linux Foundation の Amanda McPherson 氏は eWeek に対し、Linux Foundation が edX を選択したのはとても自然なことだったと説明した。

「edX は非営利で、完全にオープンソースで提供されている、唯一のメジャーな教育プラットフォームだった」

Linux Foundation と edX による最初のトレーニングコースは「Introduction to Linux」。このコースを受講するには、これまでであれば2,500ドルの受講料が必要だった。McPherson 氏はこのコースを無料で提供することについて次のように述べた。

「『Introduction to Linux』コースは、MOOC として無料で提供される。市場には Linux 技術者に対する大きな需要があるが、必要なスキルを持った Linux 技術者は不足している。この状況を改善するための第一歩として、我々はコースを無料で提供する」

McPherson 氏は、Linux Foundation は、今後も『Introduction to Linux』コースの、企業向けオンサイトトレーニングを継続すると述べた。

Linux Foundation は今年2月、企業からの Linux 技術者に対する求人状況をまとめた調査報告「Demand for Linux Expertise Drives Hiring Priorities for 2014」を公開した。調査では企業の採用担当者の77%が、Linux 技術者の雇用が2014年の優先事項であると回答している。2013年の調査では70%だった。

「Linux Foundation は Linux トレーニングコースに対する投資を増やしていく。そしてトレーニングコースをできるだけ多くの地域の、できるだけ多くの人々が受講可能にしていかなければならない。それが、我々が今年もっとも期待されていることだからだ」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。