理化学研究所(理研)は、万能細胞「STAP 細胞」を作成するための実験手順について詳細な解説をインターネット上で公開した。世界の研究者が、理研の実験を再現し、検証できるようにという取り組みだ。

STAP 細胞の「レシピ」、ネット上に公開、理研
理研の発表文

STAP 細胞をめぐっては、理研の研究グループが論文を発表した後、外部の研究者が再現実験を試みたがなかなか成功しなかったため、理研は対策として詳しい実験手順の公開を表明していた。

理研によると、研究グループが発表した論文は、文書スペースの都合上、実験手順の詳細について記載するには限界があった。そのため論文発表以来、細かなノウハウを説明する解説の準備を進めていたという。

この解説は、論文を掲載した英国の学術雑誌 Nature が運営する「Nature Protocol Exchange」と、理研のサイトで公開する。内容は英文で、これまで研究グループに問い合わせが多かった点や、間違いやすい点を中心に、実用的な実験ノウハウとその解説で構成しているという。

理研は今後、より体系的な実験手技解説も準備し、用意が整い次第、学術誌やオンライン媒体などで発表していく予定。

なお、論文に不自然な点があるといった指摘については、理研内外の有識者による調査を行っており、結果が出た時点で速やかに公表するとしている。