企業間電子商取引ソリューションのデータ・アプリケーション(DAL)は、消費財流通業界の EDI 標準仕様である流通 BMS に準拠した Web-EDI アプリケーション「流通 BMS 対応 Web-EDI テンプレート」を、リテイルサイエンスと共同開発、5月から販売を開始する予定。

「流通 BMS 対応 Web-EDI テンプレート」は、企業間取引業務全般に適用できる Web-EDI(電子データ交換)システムを構築できる Java ベースの Web-EDI システム基盤「ACMS WebFramer」のオプション製品となる。

ACMS WebFramer は、DAL が昨年9月から販売を開始した製品。取引用 Web サイトにログインするための ID・パスワードやセキュリティなどを管理するユーザー管理機能、業務管理者や業務担当者のアクセス状況を記録する業務ログ管理機能などを完備した Web-EDI システムを、短期間で構築、運用するためのシステム基盤。

従来は、その上で動く業務アプリケーションは、取引業務を想定したサンプルアプリケーションをベースに、導入ユーザーまたは SIer が個別に開発しなければならなかった。

「流通 BMS 対応 Web-EDI テンプレート」は、流通 BMS のメッセージ標準に準拠した取引に必要な Web アプリケーションを標準で提供する。

DAL は、EDI パッケージソフトウェアとして、企業内外のシステムとアプリケーションをシームレスに連携することをコンセプトにした B2B インテグレーションサーバー「ACMS E2X」、また、企業間のデータ連携がスムーズにできる環境を構築できる B2B サーバー「ACMS B2B」の2製品を販売しており、いずれも流通 BMS の通信手順:JX 手順や ebXML MS、EDIINT AS2 に対応している。

今回、Web-EDI 用の ACMS WebFramer に「流通 BMS 対応 Web-EDI テンプレート」を追加、大手企業だけでなく、中小規模のサプライヤーとの取引もカバーできる総合的な流通 BMS 対応の EDI システムを提供できるようになった。

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ACMS WebFramer 画面

インターネットによる企業間電子商取引 Web-EDI は、小売などの発注企業が取引用の Web サイトを開設、卸・メーカーなどの受注企業(サプライヤー)が PC の Web ブラウザで注文情報を確認したり、納期などを入力する。PC とインターネット接続環境があれば利用できるので、本格的な EDI 設備投資が困難な中小卸/メーカーとの取引で、従来の電話や郵送、FAX による受発注業務に変わりつつある。

一方、流通業界では、企業間電子商取引の標準である JCA 手順を中心とする従来型の EDI から、インターネットによる企業間商取引の新規格、流通 BMS へ急速に移行しているそうだ。小売各社はこの流通 BMS を機軸に EDI インフラの強化に取り組んでいるが、中小サプライヤー向けに個別仕様で開発されてきた Web-EDI でも流通 BMS の標準として定められているメッセージやデータ項目に準拠(「流通 BMS における Web-EDI ガイドライン」に準拠)することが求められている。