米国 IBM は、「ハイブリッド」クラウドの採用を加速させる、独自の新しい開発環境およびサービスとしての機能(CaaS, Capabilities-as-a-service)を発表した。また、IBM はその取り組みの一環として、ソフトウェア クラウドの開発に10億ドル以上を投資、SoftLayer 上で実行される新機能をリリースする予定。

IBM は、「ハイブリッド」クラウドを加速させる3つの重要な発表を行った。

まずひとつ目は、コードネーム「BlueMix」オープンベータ版提供の開始だ。

BlueMix は、IBM のソフトウェア、サードパーティのテクノロジー、オープンテクノロジーの力を結集する新しい Platform-as-a-Service(PaaS)。クラウドにおける DevOps(開発運用連携)を提供し、規模に応じたオープンな統合開発体験ができる。

BlueMix による Dev Ops サービスで、開発者、独立系企業、および企業チームは、エンタープライズ アプリケーションを迅速かつ効果的に構築、また開発者は、ユーザーの意見を聞きながら、新しい機能を継続的に提供するのに集中できる。

IBM は同時に、マサチューセッツ州ボストンの非公開企業で、Database as a service(DBaaS)プロバイダー、Cloudant 買収を発表しているが、Cloudant は、IBM のビッグデータ、アナリティクス、クラウド コンピューティングやモバイル製品を拡張するとともに、BlueMix の重要なコンポーネントを担うそうだ。

2つ目は、あらかじめ定義したソフトウェア「パターン」を通じて、WebSphere などの IBM のミドルウェアポートフォリオを SoftLayer 上に展開する、というものだ。これは、既存アプリケーションをクラウドに拡張するためである。

IBM と IBM のビジネス パートナーから入手できる200以上のアプリケーション/ミドルウェアのパターンによって、ハイブリッド クラウド環境にアプリケーションを移植できるようにし、オンプレミスでもオフプレミスでも柔軟に展開できるようにする。

3つめは、アプリケーションを計画/開発/テスト/展開/モニターするための重要な機能や、サービスとしてのシステム管理(SMaaS)を提供する DevOps など、SoftLayer 上で実行されるサービスに対する継続的投資だ。これによって、業界最先端のソリューションをクラウドに拡張していく。

また、IBM は、従来のレベルと範囲を超えるインフラストラクチャー サービスをクラウドで提供するため、 Power Systems を SoftLayer クラウド インフラストラクチャに統合することも発表した。