日本 IBM は、「IBM Software Defined Network for Virtual Environments」(SDN VE)新製品の、「IBM SDN VE OpenFlow Edition」と「IBM SDN VE KVM Edition」を発表した。

従来製品「IBM SDN VE VMware Edition」にオープン技術に基づくこの2製品が加わることで、OpenFlow ネットワークと、KVM 環境および VMware 環境におけるオーバーレイ ネットワークを、単一的に管理/制御できるようになる。

製品の最小構成価格は、SDN VE OpenFlow Edition が16万6,400円(税別)、SDN VE KVM Edition が9万6,900円(税別)。出荷開始は2月27日。

Software Defined Environment(SDE)は、IBM の目指す新しいコンピューティングモデル。モバイル、ソーシャル、ビッグデータ技術の登場で変化するアプリケーション処理の特性に応じて、自動で瞬時に最適なシステム資源を配置し、継続的にビジネスを変革していく。

SDE を実現するためのソリューションのひとつが SDN VE で、多様なネットワーク仮想化技術を単一的に管理/制御する統合型 SDN アーキテクチャ。ひとつの管理画面で大規模なネットワークファブリックを構築、OpenFlow スイッチのフローを定義、異なるハイパーバイザー間でのオーバーレイネットワークを構築できる。

今回この SDN VE ラインアップに新たに2製品が加わった。

SDN VE OpenFlow Edition は、SDN ソフトウェア群を OSS として開発するプロジェクト「OpenDaylight」の成果をベースにした、初の商用 OpenFlow コントローラ。OpenFlow 1.0 に準拠する仮想/物理スイッチを制御し、マルチテナントネットワークの集中設定や、プログラム可能なマルチパスルーティングなどで、トラフィックのルーティングを動的に管理できる。

また、SDN VE KVM Edition は、KVM(Kernel-based Virtual Machine)による仮想化環境で、物理的なネットワークを変更せずにオーバーレイネットワークを構築、プロビジョニングを自動化できる。SDN VE VMware Edition と組み合わせて、VMware と KVM が混在する仮想化環境で、異なるハイパーバイザー間でオーバーレイネットワークを構築/管理できるようになる。

この製品は IBM が OpenDaylight に寄贈した分散型オーバーレイ技術「DOVE」(Distributed Overlay Virtual Ethernet)を基に開発された。

さらに、SDN VE は、新たに OpenStack Neutron API に対応した。