米国 Wireless Glue Networks(WGN)と日本 IBM は、日本 IBM のアグリゲータ向けプラットフォームで、WGN の自動デマンドレスポンス バーチャルエンドノード(VEN)ソリューションである「Vertex」の技術的な実証を終了した。

WGN は、米国に本社を置き、アグリゲータ向けにリアルタイムでエネルギーデータを取得、提供するデマンドレスポンス/エネルギー管理ソフトウェアを販売する会社。

今後両社は、自動デマンドレスポンスの最新規格「OpenADR2.0 Profile b」を実装したプラットフォームを、BEMS/MEMS/HEMS アグリゲータやデマンドレスポンス事業者などに販売していく。

OpenADR は、ADR(Automated Demand Response)のためのメッセージ交換プロトコル。アグリゲータ(電力会社と需要家を仲介、需要家の節電量を集約する事業者)は、アグリゲータ向けプラットフォームを採用すると、最新国際標準規格 OpenADR2.0b で、電力会社と相互にデマンドレスポンスのメッセージ交換、需要家に効率的なデマンドレスポンスを提供できるようになる。

また、Vertex は、階層的に登場するアグリゲータのユースケースにも対応しており、アグリゲータは様々な階層のユーザーに、多様なデマンドレスポンスプランを提供できる。

デマンドレスポンスは、需要家に節電を要請して、電力供給の逼迫時にも発電量を増やさず、経済的で安定した電力需給を実現するしくみ。米国では、2006年以降、各地で大規模な実証実験が行われ、10〜20%の需要削減効果が確認されている。

日本でも、2016年の電力自由化に向け、BEMS/MEMS アグリゲータなど、デマンドレスポンス関連の新しいビジネスの事業化が始まっている。