米国 Red Hat は、「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4.0」一般向け提供の開始を発表した。

OpenStack Platform 4.0 は、Red Hat によって強化された OpenStack Havana コード、Red Hat Enterprise Linux 6.5、KVM ベースの Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor を基にしたもので、IT インフラストラクチャチーム、クラウドアプリケーション開発者、クラウド事業者向け。「Foreman」「Heat」「Neutron」「Ceilometer」をフルサポートし、「Red Hat CloudForms」と統合、「Red Hat Storage Server」との統合を強化している。

Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4.0 では、Red Hat が行ってきた自社インフラストラクチャ製品ポートフォリオと OpenStack との統合も引き続き進められている。

Red Hat CloudForms 3.0 で、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform のワークロードを管理、配備できるようになり、OpenStack、Red Hat Enterprise Virtualization、VMware vSphere、Amazon Web Services(AWS)にまたがる管理が提供される。同じく Red Hat Storage Server は、ソフトウェアによる分散ストレージ基盤を Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform に提供する。また、Red Hat Cloud Infrastructure の顧客ユーザーはすべて、それぞれの製品サブスクリプションの一環として、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4.0 を使用できる。

OpenStack は、2010年、Rackspace Hosting と NASA が開始した IaaS クラウドコンピューティングプロジェクト。さまざまなコード名を持つコンポーネントによるモジュラーアーキテクチャを採用している。

Heat は、新規コンピュートノードやアプリケーション仮想マシンから、ディスクボリューム、ネットワーク、セキュリティグループなどの指定まで、広範なインフラストラクチャリソースを迅速にプロビジョニングするために、テンプレートに基づくオーケストレーションエンジンを提供する。

Neutron(旧称 Quantum)は、仮想ネットワークインターフェイスカード(vNIC)などのインターフェイスデバイス間の「networking-as-a-service」(SDN)を提供し、他の OpenStack インフラストラクチャサービスがこれを利用する。

Ceilometer は、OpenStack のリソース計測および使用量データを収集/保存する。また、サービスプロバイダなどが利用する、エンタープライズ運用サポートシステムおよび課金サポートシステム(BSS)と組み合わせて使用するために、データクエリサービスも提供する。

Foreman は、物理/仮想両方のインフラリソースをプロビジョニングできるライフサイクル管理ツール。CloudForms は、Red Hat を含め、複数の仮想化ソリューションと Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform を対象に、統一された管理インターフェイスを提供する。

Red Hat Storage Server は、OpenStack Object Storage(Swift)、OpenStack Block Storage(Cinder)、OpenStack Image Service(Glance)などの Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform とともに使用できる、ストレージソリューションを提供する。