気が早いというべきか。技術の進歩は止まらないというべきか。 NHK はフルハイビジョン放送の16倍の情報量を持つ「8K スーパーハイビジョン」(8K)映像の長距離伝送実験に成功したと発表した。

え、4K テレビもこれからなのに! NHKが「8K」映像の長距離伝送実験に成功
送信側の設備

最近になって徐々に増え始めた「4K」テレビは、従来のフルハイビジョン放送の4倍細やかな映像を表示でき、2014年中にこれに対応した番組の放送が始まる予定だ。

しかし今回実験した 8K はさらにその4倍。つまりフルハイビジョンの16倍細やかな映像を表示できるというもの。まだ 8K 映像を表示できるテレビは市場に出回っていないうえ、対応する番組の放送開始も2016年と見込まれている。

ともあれ、 NHK では着々と準備を進めており、2012年には世界で初めて地上波で8K映像の伝送実験に成功している。このときは NHK の放送技術研究所から4.2km離れた場所に映像を届ける程度だったが、今回は熊本県に設置した実験施設から27km離れた場所に届けることができた。

これで既存の地上デジタル放送と同じように、一般家庭へ向けて 8K 映像を放送できるかどうかを検証できたという。

受信側の設備
受信側の設備

2016年といえば、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで夏季オリンピックが開催される。このまま順調に放送局や家電メーカーの用意が整えば、これまでに目にしたことのない美しい映像でスポーツの祭典を楽しめるかもしれない。