「クラウドでは、その内部でどんな技術が使われているかが問題だ」

これが、米国 Intel が「Powered by Intel Cloud Technology」キャンペーンで打ち出そうとしている新たなメッセージだ。

インテル、クラウドにも入ってる―インテルによる「Powered by Intel Cloud Technology」キャンペーン
「Powered by Intel Cloud Technology」キャンペーンは、Intel が一般消費者向け PC で長年実施してきた「Intel-Inside(インテル、入ってる)」キャンペーンと様々な面でよく似ている。

「インテル、入ってる」キャンペーンでは、Intel は「Intel Inside」ステッカーを Intel CPU を搭載した PC に貼付し、「PC ではその内部にどのような CPU が搭載されいるかが問題だ」というメッセージを打ち出した。Intel はこのキャンペーンにより、自社のブランドイメージ向上に成功している。

だが新しいキャンペーンでは、物理的なステッカーが PC に貼られることはない。

Intel でクラウドマーケティング部門のディレクターを担当する Raejeanne Skillern 氏は InternetNews.com に対し、Powered by Intel Cloud Technology バッジは、キャンペーンに参加するクラウドサービスプロバイダーの Web サイトに表示されると説明した。これによって、プロバイダーは利用者に対し、同プロバイダーのクラウドでは Intel プロセッサが利用されていることをアピールできるという。

Skillern 氏はまた、Powered by Intel Cloud Technology バッジは、クラウドアプリケーションのセキュリティとパフォーマンスを向上させる Intel のクラウド技術と機能を利用していることを、クラウド利用者にアピール可能になると付け加えた。

Powered by Intel Cloud Technology キャンペーンに参加する企業には、Amazon Web Services(AWS)と Rackspace が含まれている。Intel はこの2つのクラウドサービスベンダーと密接な関係を持っている。

「AWS は、クラウド内部でどのようなハードウェアが使用されているのかについて、透明性を高めて欲しいという顧客からの要求に最初に応えた企業だ。AWS はプロセッサの世代情報を提供している。これにより顧客は、自社に必要とされるワークロードやアプリケーションに最適なオプションを選択可能になる」

Rackspace は、OpenStack クラウドプラットフォームの誕生に関わったとして、クラウドコンピューティングの世界ではよく知られている企業だ。Intel もまた、OpenStack コミュニティの主要メンバー。だが Skillern 氏は、Intel 独自のクラウド技術は OpenStack 環境でも活用できるが、Intel による OpenStack プロジェクトへの参加と Powered by Intel Cloud キャンペーンはまったく別の取り組みであると述べた。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
(この記事は、1月15日付け英文記事の抄訳です)