福島県を放送対象地域とする JNN 系列局のテレビユー福島(TUF)は、ウィークデイの9時55分から放送しているローカル情報番組「はぴスタ」で、視聴者参加型の双方向コーナー「ハッピー"d"ボタン」を開設、レギュラー運用を開始した。

テレビユー福島、ローカル情報番組「はぴスタ」で視聴者参加型コーナー
データ放送画面

「はぴスタ」は、福島県の人気店や穴場スポットなどを、クチコミ情報を基に紹介する生放送番組。新設コーナー「ハッピー"d"ボタン」では、データ放送の双方向機能を使って生放送番組中にアンケートを実施し、その結果をリアルタイムにオンエアする。視聴者はリモコンのカラーボタン、携帯電話(フィーチャーフォン)、スマートフォン、PC から参加できる。

サービスイメージ
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地デジ化完了から約2年半が経過、地デジ受信機が標準搭載するデータ放送機能は、地方局の地域に密着した情報配信や、スマートテレビやスマート機器との連動など、その活用が注目されている。

福島県内のテレビ局の完全地デジ化は、東日本大震災の影響で約8か月遅れ、2012年3月末に完了した。TUF は JNN 系列(TBS 系)の番組に加え、自主制作番組に注力している。特に、データ放送技術や双方向機能の活用に着目しており、2013年6月に、メディアキャストの統合型データ放送ソリューション「DataCaster M3」をいち早く導入、フィックスの双方向番組制作支援 ASP サービス「PiTENTRY2 BML Edition」の利用を開始している。

PiTENTRY 2 BML Edition は、放送局が、サーバーなどの設備を持たずに、視聴者参加型双方向番組を放送できるようにするもの。PC や携帯電話、地上デジタル放送受信機(固定受信機、ワンセグ)から視聴者が入力したデータを、PiTENTRY 双方向センターで集計して、その結果をリアルタイムにテレビ画面に描画できる。

DataCaster M3 は、メディアキャストが長年培った、データ放送に関する「制作技術」「送出技術」「運用技術」の3つを統合、直感的な操作で利用できるシステム。BML オーサリングソフトウェアや、ARIB 自動変換機能を備えた高機能 CMS、拡張性に富んだデータ放送送出装置、運用装置などを統合している。地上波テレビ局向け従来型システムで同等の環境を構築すると、約5倍コストがかかるという。