1. Ye Olde SteamOSe

Valve Software の SteamOS プロジェクト周辺には、興味深い、刺激的なプロジェクトが多く存在している。SteamOS はオープンで自由にダウンロード可能なゲーム OS ではあるが、そのシステム要件は、実はかなり厳しい。

【LinuxTutorial】SteamOS を様々な PC 上で動作可能にする「Ye Olde SteamOSe」、Puppy のフォーク「Quirky」、そして最新の「Arch」イメージファイル

そんななか登場したのが、「Ye Olde SteamOSe」だ。Ye Olde SteamOSe は、SteamOS インストーラ。このゲームプラットフォームを、仮想環境を含む様々な種類のハードウェア上で動作可能にする。

例えば、SteamOS のシステム要件ではファームウェアとして UEFI が要求されるが、Ye Olde SteamOSe は BIOS でも動作する。SteamOS は HDMI オーディオが必要だが、Ye Olde SteamOSe ではほぼすべてのサウンドカードが利用可能だ。SteamOS のインストールには、ディスク空き容量が500GB 必要とされているが、Ye Olde SteamOSe の最小要件は40.5GB。その他、ネットワークカードのサポートも充実している。

Ye Olde SteamOSe 利用例
Ye Olde SteamOSe 利用例

Ye Olde SteamOSe の最新バージョンは、は2013年12月19日にリリースされた Beta 2。GitHub のプロジェクトページには、「Ye Olde SteamOSe は、より多くのシステムをサポートしているという点を除けば、SteamOS とまったく同じ動作をする」とある。

2. Quirky 6.1

Quirky は、Puppy Linux の創始者である Barry Kauler 氏が考案したもの。その Quirky にバージョン6.1 が登場した。Kauler 氏は Quirky 6.1 のリリースノートに次のように書いている。

「Quirky 6 は、可能な限り小さくすることを意図したものだ。とても高速で、とてもシンプル。フラッシュメモリ上で稼働するよう最適化されている」

Quirky 6.1 デスクトップ

Quirky は技術的には Puppy のフォーク。だが Kauler 氏は、その内部は大きく異なっていると述べている。Quirky 6.1 ではパッケージ削除機能や、システムリカバリ用のスナップショット機能も充実している。

Quirky 6.1 は、以前のバージョンからのアップグレードや、将来のバージョンへのアップグレードも容易になっている。

3. Arch 2014.01.05

Arch Linux ロゴ
Arch Linux はローリングリリースモデルを採用したディストリビューション。常にアップデートされているため、明確なリリース番号は存在しない。

だが Arch Linux は、新規ユーザーが Arch の世界に足を踏み入れやすくするために、定期的にインストール用イメージファイルをアップデートしている。最新のイメージファイル「Arch 2014.01.05」は、Linux 3.12.6 カーネルの他、ここ最近の Arch へのアップデートがすべて含まれている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。