バイドゥは、同社が提供する日本語入力システム「Baidu IME」について、最新バージョン 3.5.2.9 を12月30日に公開した。新バージョンではクラウド変換の設定をデフォルトで「off」の状態に設定するという。

バイドゥ、「Baidu IME」「Simeji」をアップデート--“クラウド変換”をデフォルトでオフに
「Baidu IME」バージョン 3.5.2.9 へアップデート

今回のアップデートは、同製品に関する配布方法および個人情報などの流出について懸念があるという昨年末の一部報道を受けての改善策としている。

クラウド変換は、入力内容をクラウド辞書サーバーへ送信しリアルタイムで変換結果を返すサービス。同社によると、関連サーバーとデータは全て日本国内で安全に管理されており、サーバーに伝達された情報がユーザー名などを通じて個人情報と関連することはなく、ユーザーの個人情報が漏洩される可能性およびリスクはないとのこと。

Baidu IME のクラウド変換については、これまでデフォルト設定が「on」となっていたが、12月25日配布分より「off」の状態をデフォルト設定としている。また、バージョンアップの際、クラウド変換に関する説明を提示し、利用について改めて事前了承を得る仕様にした。

Baidu IME の利用規約を改善(出典:バイドゥ公式スタッフブログ)
Baidu IME の利用規約を改善(出典:バイドゥ公式スタッフブログ)

なお、同社は同様の指摘を受けていた Android OS 向け日本語入力アプリ Simeji においても、12月27日に新バージョン 6.6.2 を公開。一部のバージョンでクラウド変換がオフの時でも入力内容をサーバーに送信していたバグを修正した。また、クラウド変換は新規ユーザー/アップデートユーザーとも初期設定で「off」をデフォルトにしているという。