米国におけるサンタのイメージは、中国、フランス、ロシア、そして日本のそれとは異なる。
 
日本のサンタクロースは布袋和尚? ― 世界のサンタの多様性をまとめた「Santas Around the World」
日本にやってくるサンタクロース?

地理情報システム(Geographic Information System:GIS)とデジタルマップサービスを提供する企業 ESRI は、世界のサンタのイメージをまとめたサイト「Santas Around the World」を公開した。カラフルな世界地図上で、写真やビデオを用いながら世界のサンタクロースを紹介している。

ESRI が公開した「Santas Around the World」
ESRI が公開した「Santas Around the World」

ESRI は、このサイトの目的を次のように説明している。

「米国では、彼は『サンタクロース』として知られている。だが、この伝統的なクリスマスキャラクターは時間の経過とともに、世界の中でどのように姿を変えていったのだろうか?」

同サイトでは、世界30の地域におけるサンタクロースの実態を紹介している。ESRI のマネージャである Matt Artz 氏は eWeek に対し、次のように述べた。

「サイトは、我々のテクノロジーを人々に広く示すためのものだ。だがサイトの構築は、楽しい作業でもあった」

世界30地域の中で興味深いのは、ハワイと日本だ。ハワイ版のサンタクロース「Kanakaloka」は、ソリではなくボートにのって登場し、子どもたちにプレゼントをわたす。

ハワイ版サンタクロース「Kanakaloka」
ハワイ版サンタクロース「Kanakaloka」
ソリではなくボートで登場

「ハワイの Kanakaloka の外見は、米国のサンタクロースにとても良く似ている。だが、伝統的なソリではなく、よりこの島に適した移動手段に乗り換えている」

とはいうものの、外見が似ていると言えるのは上半身だけ。Kanakaloka は常夏の島ハワイの気候にあわせて、短パンを着用している。

ハワイのサンタクロース「Kanakaloka」は、短パンを着用
ハワイのサンタクロース「Kanakaloka」は、短パンを着用

日本では、「布袋和尚」と西洋の「サンタクロース」が共存していると説明されている。

日本を紹介するページ
日本を紹介するページ
「Hoteiosho/Santa Claus」という文字が見て取れる

「日本では仏教の僧侶『布袋和尚』がずた袋で贈りものを運ぶ。だが、ほとんどの子どもたちは布袋和尚を怖がり、西洋のサンタクロースの伝統を好んでいる」

布袋和尚は、日本では七福神の一柱「布袋」様として知られる
布袋和尚は、日本では七福神の一柱「布袋」様として知られる
持ち歩いている袋は通称「堪忍袋」
プレゼントは入っていない
子どもが怖がるという話も聞かない

ESRI で広報を担当する Robby Deming 氏は、サイトは ESRI が無料で公開している地図テンプレート「Storytelling with Maps」を利用して構築されたと述べた。このテンプレートを利用すれば、誰でも地図上に画像やビデオそれにテキストを配置し、「Santas Around the World」のような地図を作成できると、Deming 氏は説明している。

(この記事は12月25日付け英文記事を、日本向けに一部編集したものです)