オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は馬獣医らと協力し、慢性的な脚の病に苦しんでいた10歳の雌馬“Holly”に 3D プリンタで制作したチタン製の蹄鉄を与えた。Holly が新しい足で歩行する様子が、CSIRO の Web サイトで公開されている。

歩行障害のある馬「Holly」へ、3D プリンタで作った最高のクリスマスプレゼント
最高のクリスマスプレゼントをもらった「Holly」

Holly は、蹄と骨の間で痛みと炎症を引き起こす蹄葉炎に3年もの間苦しんでいた。CSIRO の 3D プリントエキスパートチームと医師たちは、ホリーの蹄をスキャンし、足に完璧にフィットする蹄鉄をデザインして 3D プリンタで出力。チタン製の蹄鉄は、痛みのあるエリアから体重を分散して足をサポートし、Holly に苦痛を与えることなく治癒を促すという。

3D プリンタで作られた新しい蹄鉄
3D プリンタで作られた新しい蹄鉄

プロジェクトに参加した Luke Wells-Smith 博士は、「蹄葉炎を治すための多くの方法が過去になされたが、3D スキャニングを使用しデザインするというプロセスは非常に画期的」とコメント。また、CSIRO の 3D プリント専門家 John Barnes 氏は、「この技術が、動物たちのリハビリを支援し、再び歩行可能にする多くの可能性を示した」と喜びを語った。

元気に歩行する「Holly」の様子