Wolfram Research は、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」に「Wolfram 言語」のテクノロジープレビュー版と「Mathematica」をバンドルすると発表した。

ラズベリーパイにウォルフラム言語と Mathematica
Raspberry Pi に Wolfram 言語と
Mathematica が標準搭載されるようになった

Mathematica は、数値計算や数式処理、科学技術計算を行う数式処理システム。「Wolfram 言語」は、そのインターフェイス言語。

ソフトウェアエンジニアリングの観点からいうと、Raspberry Pi にバンドルされるものは、新しい「Wolfram エンジン」のパイロット版だ。Pi の上には「Wolfram エンジン」で強化された2つのアプリケーションがある。ひとつは、コマンドライン版「Wolfram 言語」で、もうひとつは、ノートブックインターフェイス の Mathematica だ。

Wolfram Research の最高経営責任者である Stephen Wolfram 氏は、「25ドルのコンピュータで、Wolfram 言語の計算ができるのは驚くべきことである」と語り、ほかのどのようなマシンにも Wolfram 言語を組み込める可能性を示唆した。

同氏によると、Raspberry Pi では、コマンドライン版の「Wolfram 言語」は軽快に動作し、5,000以上の全機能を利用できるそうだ。一方 Mathematica はノートブックインターフェイスであり、動作が重くなるため、一部の機能を無効化している。

また、「Remote Development Kit」も公開される予定。これを利用すれば、接続した外部の Raspberry Pi 上でコードを実行しながら、ラップトップなどのコンピュータからコードを開発、メンテナンスできる。