Linux ベンダー Red Hat はここ2年間あまり、同社フラグシッププラットフォームの次のメジャーリリースに向けた取り組みを続けてきた。その作業は最終段階を迎えたようだ。

米国 Red Hat は来年、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)7をリリースする予定だ。RHEL 7 は、仮想化に向けた新たなアプローチを取込んだものとなるという。

Red Hat CTO である Brian Stevens 氏は eWeek によるインタビューにこたえ、RHEL 7 について語った。

「RHEL 7 は素晴らしいものになるだろう」

Red Hat、RHEL 7 に「Docker」コンテナ仮想化技術を搭載へ
Red Hat CTO である Brian Stevens 氏

同氏は RHEL 7 には、Infrastructure-as-a-Service(IaaS)を実現する「OpenStack」と、Platform-as-a-Service(PaaS)を実現する「OpenShift」の、2つのテクノロジーが搭載されると語った。

RHEL 7 で新たに導入されるキーテクノロジーとしては、「Docker」による「コンテナ型」仮想化技術が含まれる。Docker は、これまでとは異なるタイプの仮想化を提供する、最も注目されている技術。ホスト OS 上でゲスト OS を稼働させる従来のハイパーバイザ型とは異なり、Docker はホスト OS 上に仮想アプリケーションコンテナを作り出す。これにより、コンテナ型はハイパーバイザ型に比べ、より軽量なシステムを構築できる。

Red Hat は Docker と技術提携をしていることを公表しており、コミュニティ版 Linux ディストリビューションである Fedora で Docker の統合に取り組んでいる。

「我々は、コンテナ技術が、RHEL、OpenShift、OpenStack すべてに共通して要求されるコア技術であると見ている」

Stevens 氏は、RHEL 7 のリリース日について明言は避けたが、2014年は RHEL にとって大きな年になるとも述べた。同氏は、RHEL 7 は2014年4月14日から17日にかけて米国サンフランシスコで開催される「Red Hat Summit 2014」でのキートピックになることも付け加えた。

Red Hat Summit 2014 は、2014年4月14日からサンフランシスコで開催される

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。