日立製作所は、エネルギー貯蔵システムの中核製品のひとつとなる、コンパクトなコンテナ型蓄電システムを開発した。風力発電や太陽光発電などの分散型再生可能エネルギーを安定的に利用するために、必要なものだ。

今回開発したコンテナ型蓄電システム「1MW リチウムイオン蓄電システムパッケージ」は、日立化成のリチウムイオンバッテリによる蓄電池長寿命化対応などのシステム性能向上と、コンパクトな設計による経済性の高さを図ったもの。日立製作所の電力系統制御技術と日立化成の電池関連ノウハウを融合、パッケージとして提供される。

まずは、2014年初旬に、この蓄電システムを使った実証試験を北米で開始し、「アンシラリー市場」と呼ばれる、電力の需給バランス維持に係る電力取引市場でこのシステムの有効性を検証した上で、商用向けの製品に反映させていく。

さらに、この蓄電システムを「CrystEna」(Crystal+Energy)と名づけ、グローバル市場で電力流通事業を拡大させるためのソリューション事業のひとつとすることを検討していく。

日立のコンパクトなコンテナ型蓄電システム「CrystEna」、北米で実証試験
適用イメージ図