ドワンゴとニワンゴは、動画配信サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」において、11月29日の近日点(太陽に最も近づく軌道上の位置)通過直後のアイソン彗星を生中継する。番組は「【近日点・第4夜】みんなで一緒にアイソン彗星を観測しよう〜福島・ほしのむら天文台」(放送日時:11月29日3時から15時の予定)と「【近日点・第4夜】みんなで一緒にアイソン彗星を観測しよう〜北海道陸別・銀河の森天文台」(放送日時:11月29日7時から10時の予定)の2本。

「ニコ生」、近日点通過直後のアイソン彗星を白昼の空に捉えられるか?
ニコニコ生放送でアイソン彗星のようすを放送
画像は1997年に明るくなった大彗星「ヘール ボップ彗星」
Comet Hale-Bopp (C)Toshihiko Igawa

アイソン彗星は、11月29日3時34分(日本時間)ごろ近日点を通過し太陽に最接近する。その前後の明るさがマイナス等級になると予想され、今世紀最も明るい彗星として期待されている。近づいた際に太陽の重力や熱で崩壊しなければ、肉眼でも見られる可能性がある。なお、有名なハレー彗星は楕円軌道で約76年ごとに太陽に近づくが、アイソン彗星の軌道は放物線を描くため太陽の近くに来るのは1回限り。そのため、今回の接近を逃すと二度と見ることができない。

近日点通過の瞬間は地球上から観測できず、日本でアイソン彗星の姿を見られるのは同日7時10分以降になる。ただし、近日点通過直後は太陽の近くに見えるため観測に危険が伴ううえ、日中であることから空が明るく彗星の姿を捉えることが非常に難しい。ニコニコ生放送は、この困難な撮影に「ほしのむら天文台」および「銀河の森天文台」の協力を得て挑戦する。

今回の放送は、11月16日から12月8日にかけて計11日間の予定で配信しているシリーズ番組「みんなで一緒にアイソン彗星を観測しよう」の一環。これまで配信した3回の放送では、アイソン彗星の撮影に成功している。

これまでの放送のようす
これまでの放送のようす

今後の放送開始日時は以下の通り。

・第5夜:12月2日0時
・第6夜:12月3日0時
・第7夜:12月4日0時
・第8夜:12月5日0時
・第9夜:12月6日0時
・第10夜:12月7日0時
・第11夜:12月8日0時

以下の放送済み番組もタイムシフト視聴可能だ。

・第1夜
・第2夜
・第3夜

なお、番組の制作には雑誌「月刊天文ガイド」を手がける誠文堂新光社が協力している。アイソン彗星の特徴や観測方法については、同社の Web サイトを参照のこと。

アイソン彗星の見える位置 (出典:誠文堂新光社)
アイソン彗星の見える位置
(出典:誠文堂新光社)

アイソン彗星の軌道 (出典:誠文堂新光社)
アイソン彗星の軌道
(出典:誠文堂新光社)