オーストラリアと米国で展開する Cartesian Co. は、プリント基板(PCB)を出力できる家庭用 3D プリンタ「EX1」を開発している。現在、製品化を目指してクラウド ファンディング サービス「Kickstarter」で出資者を募集中。

電子回路が作れる 3D プリンタ「EX1」、Kickstarter で目標額達成
紙上に構築された電子回路

EX1 は、紙などの表面に銀ナノ粒子を積層して回路を形成する 3D プリンタ。回路には、抵抗器やコンデンサなどの部品をハンダや導電性接着剤で接着することも可能。 自分でデザインした回路を簡単にプリントできるので、ハードウェアを作る際の手間が大幅に省けるという。

「EX1」
「EX1」

プリンタは、硝酸銀とアスコルビン酸が入った2種類のカートリッジで構成され、出力時にこれらが混ざり合うことで銀ナノ粒子を生成し、基板上に回路が描かれる。回路をプリントできる素材は、紙や布、プラスチック、ガラス、木材、セラミック、シリコンなど多岐に渡り、柔らかい布の上でもまっすぐに回路を印刷することが可能だ。
 
合成繊維上に印刷された LED 回路
合成繊維上に印刷された LED 回路

印刷領域は17.5×8cm、本体サイズは43×32×17cmで家庭用プリンタと同程度のコンパクトなデザイン。ソフトウェアは、OS X、Windows、Linux に対応する。

ソフトウェア画面のイメージ
ソフトウェア画面のイメージ

支援の募集期間は12月11日までだが、既に目標額の3万ドルを超えており、新たなゴール設定も公開されている。899ドルでプリンタが手に入る早期割引プランは既に定員達成。なお、期間終了後は同社の Web ストアで展開する予定とのこと。