富士通理化学研究所筑波大学は、共同開発スーパーコンピュータ「京(けい)」が世界的な性能コンテスト「HPC Challenge(HPC チャレンジ)」において、スパコン向け並列アプリケーション開発用プログラミング言語の実装生産性を評価する賞「クラス2」を受けたと発表。日本のシステムで同賞を受賞したのはこれが初めてという。

また、京は HPC チャレンジのスパコン総合性能評価ランキング「クラス1」で、4部門中3部門で1位、残る1部門で2位を獲得した。「クラス1」の1位獲得は2011年2012年に続いて3年連続。

富士通のスパコン「京」、「HPC チャレンジ」の「クラス2」を日本初受賞、「クラス1」では3年連続1位

(出典:富士通)

HPC チャレンジは、スーパーコンピュータの総合性能を評価するコンテスト。科学技術計算で多用される計算パターンから選んだ28項目の処理性能を計測し、性能を多角的に評価するという。ベンチマーク性能値を競うクラス1と、実装における生産性の高さを競うクラス2がある。

今回クラス2を受賞したのは、スパコンなどの大規模計算環境で作動する並列アプリケーションを簡易に開発できるプログラミング言語「XcalableMP(エクスケーラブル・エム・ピー)」に関するもの。理化学研究所と筑波大学が共同開発した言語で、計算速度を保ったまま簡潔な記法で並列アプリケーション開発が行えるという。

クラス1のうち今回1位を獲得した3部門は、「Global HPL(大規模な連立1次方程式の求解における演算速度)」「EP STREAM(Triad)per system(多重負荷時のメモリアクセス速度)」「Global FFT(高速フーリエ変換の総合性能)」の3部門。残る1部門「Global RandomAccess(並列プロセス間でのランダムメモリアクセス性能)」は2位だった。これは2012年と同じ順位。2011年は全4部門で1位を獲得していた。

また、Global FFT 部門の3位には NEC/海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「SX-9」が入った。2012年は2位、2011年は2位だった。

SX-9
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