1. Mint 16「Petra」RC

Mint 16「Petra」 のリリース候補(RC)が11月15日に公開された。MATE 版、Cinnamon 版が用意されている。

【LinuxTutorial】Mint 16「Petra」RC、Fedora 20「Heisenbug」ベータ、Scientific Linux 5.10
Linux Mint 16「Petra」RC

今回注目すべきは Cinnamon 版だ。Linux ディストリビューションとして初めて、10月10日にリリースされたばかりの Connamon 2.0 デスクトップを搭載している。Mint 創設者である Clement Lefebvre 氏は、Cinnamon 2.0 の開発には5か月を要し、28人の開発者による856のコミットを受けたと述べている。

Cinnamon 2.0 では「サウンド」で、デスクトップ操作時の効果音を指定可能になった。例えば、ウィンドウを閉じる際や、ワークスペースをスイッチする際の音を指定できる。

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Cinnamon 2.0 「サウンド」設定画面

新しいデスクトップには、機能向上したユーザー管理も追加されている。

「GNOME には正式なユーザー管理ツールがなく、Cinnamon はアカウント管理の面では GNOME によるイノベーションの恩恵を受けていなかった。Cinnamon 2.0 は、ユーザー管理とアカウント管理を、一から書き直している」

Cinnamon 2.0 は、GNOME とは別の進化を始めている点にも注目すべきだ。これまでの Cinnamon では、そのバックエンドに GNOME が存在した。だが、Cinnamon 2.0 では、独自のバックエンドが構築されている。

「Cinnamon 2.0 は GTK や Clutter といったツールキットやライブラリを使用しているし、GNOME アプリケーションと互換性を保ってはいる。だがインストールに GNOME は必要ではない。Cinnamon 2.0 は、cinnamon-desktop、cinnamon-session、cinnamon-settings-daemon といった Cinnamon 独自のバックエンドサービス、ライブラリ、デーモンと直接通信する」

2. Fedora 20「Heisenbug」ベータ

 Fedora ロゴ
Red Hat のコミュニティー版 Linux ディストリビューションも、次のメジャーリリースに向けて前進している。Fedora コミュニティーは11月14日、Fedora 20「Heisenbug」のベータ版をリリースした。

Fedora 20 は ARM アーキテクチャをフルサポートする。またビッグデータに、もっと正確に言えば Apache Hadoop にフォーカスした OS でもある。

Fedora 20 は、シンプロビジョニング機能を持つ新しい論理ボリュームマネージャ(LVM)を搭載している。Fedora プロジェクトリーダーである Robyn Bergeron 氏は、新しいシンプロビジョニング機能は、これまでよりも効率的で、より高いパフォーマンスを持ち、管理し易いものだと説明した。

「この機能は、クラウドイメージストレージシステムの作成、スナップショット/ロールバックインフラストラクチャの構築にとても便利なものだ」

3. Scientific Linux 5.10

Scientific Linux ロゴ
11月11日には、Scientific Linux 5.10 がリリースされた。Scientific Linux は、CentOS や Oracle Linux など、市場にいくつか存在する Red Hat Enterprise Linux(RHEL)クローンの1つだ。

Scientific Linux 5.10 は、Red Hat により10月初めにリリースされた RHEL 5.10 がベースになっている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。