日本 IBM は、クラウドの構築/管理を自動化するソフトウェア最新版「IBM  SmarterCloud Orchestrator V2.3」を発表、販売を開始した。

今回新たに、IBM Power Systems やマルチテナント環境への対応、可用性の向上、ユーザー管理の向上、開発生産性の向上を図った。価格は8万2,700円(管理対象のプロセッサ1コアあたり、税別)から。

IBM SmarterCloud Orchestrator V2.3 は、クラウド環境の構築/管理を自動化するオーケストレーション機能を実装し、再利用できるパターンを使い、迅速にクラウド サービスを開発できるもの。さまざまなハードウェア環境や仮想化環境の混成をサポートし、これまでの KVM 、VMware、Amazon EC2 に加え、今回新たに IBM Power Systems 仮想化インフラストラクチャもサポートする。また、マルチテナント環境でクラウドサービスができるようになった。

その他、VMware HA のサポートによる、障害発生時に別ホストで自動的に再起動する機能、異機種混合環境での制御や管理を強化して可用性を向上、LDAP や Active Directory 対応による既存システムのユーザー認証の仕組みを活用したユーザー管理システムの構築などができるようになった。

さらに、ポータル画面からパターン化したサービスメニューを選択するだけで、クラウドサービスを開始できるようになった。

IBM SmarterCloud Orchestrator V2.3 の仕様や規格には、IBM が推進するオープン クラウド スタンダードを採用している。仮想マシンやネットワーク構成などからなるクラウド基盤(IaaS:Infrastructure as a Service)の管理には OpenStack 技術を採用し、また、その上位層であるアプリケーション基盤(PaaS:Platform as a Service)は、標準規格のひとつである OASIS TOSCA に準拠している。

OASIS TOSCA に対応した PaaS が IaaS のインターフェイスを呼び出し、クラウド アプリケーションを管理することにより、クラウド上で稼働するアプリケーションの可搬性を確保し、さまざまなクラウド間の連携や移行を容易にする。