米国 AMD は、マイクロサーバー「SeaMicro SM15000」が 大規模「OpenStack Compute」のデプロイメント向けにベアメタル プロビジョニングに対応した、と発表した。

SeaMicro SM15000 は、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキングを単一の10ラック ユニット システムに統合、大規模 OpenStack Compute デプロイメント向けに最適化されている。

また、データセンター アプリケーションをスケールアウトできるスーパー コンピュータ ファブリックである「Freedom Fabric」を中心に構築されている。このファブリックは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク I/O を分散し、柔軟性、スケーラビリティ、堅牢性のあるデータセンターインフラストラクチャとなる。

ベアメタル プロビジョニング対応に加え、SeaMicro SM15000 は、大規模 OpenStack Compute デプロイメント向けに、セントラル サーバーからベース サーバーのブートイメージをインストールする機能を提供する。これにより、KVM、OpenStack Compute のイメージと他のアプリケーションを含むクラウド イメージを、セントラル サーバーによって構成できる。

ワークフローの調整とスケジューリングは、ベアメタルおよび仮想マシン向けに OpenStack クラウドのライフサイクル全体を管理するオーケストレーション アプリケーションである Heat が管理できる。

AMD データセンター サーバー ソリューション担当コーポレート バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャであるディラジ マリック(Dhiraj Mallick)氏は、次のように述べている。

「OpenStack Compute のベアメタルは、仮想化された専用サーバーによる大規模なパブリック/プライベート クラウドを構築、管理するためのスケーラビリティと柔軟性を提供する。すべてのワークロードが仮想化環境に最適化されているわけではないので、SeaMicro SM15000 サーバーのベアメタル プロビジョニングで、エンタープライズ規模での OpenStack 導入を簡素化し、大規模なデプロイメントを加速できる」

ベアメタル コンピューティングでは、仮想サーバーを用いた共有サーバー環境に比べて、パフォーマンスを予測しやすい。ベアメタル環境では、すべてのサーバー リソースが個々のユーザー インスタンス専用になるため、複数の仮想マシンによる共有リソースの競合で遅延が生じることはない。また、ハイパーバイザーによって課せられるパフォーマンス ペナルティもないため、アプリケーション ソフトウェアはプロセッサの能力を十分に活用できる。