ヤマハは、歌詞を入力することで、歌声合成技術「VOCALOID」の歌声と伴奏からなる楽曲を自動生成する技術「VOCALODUCER (ボカロデューサー)」を開発した。今冬より、コンテンツプロバイダーに向けて SaaS 形態で提供する。

今回開発された「VOCALODUCER」は、50文字程度の歌詞を指定することで、歌声と伴奏からなる2〜8小節程度の「ボカロ曲」を自動的に生成できる技術。歌詞は、漢字や数字を交えた一般的な日本語文章で指定可能。さらに、パラメーターを指定することで、曲調や歌い方などを事前に調整できるという。

メロディーラインの生成には、J-POP の作曲ノウハウをアルゴリズム化した同社独自の技術を使用。リズムパターン、音高の変化、コード進行のテンプレートの組み合わせをもとに、自動的に魅力あるメロディーラインが生成されるという。また、自動伴奏には同社の電子キーボード「PORTATONE シリーズ」などのスタイルエンジンとソフト音源を、歌声の生成には最新の VOCALOID エンジンを使用しているそうだ。

なお、同システムは、キャンペーンサイトやゲーム、SNS 上のコンテンツを開発するコンテンツプロバイダーに向けて、SaaS 型のサービスとして今冬より提供される。プロバイダーは、歌詞と作曲用パラメーターを記述した XML ファイルをインターネット経由で同社のサーバーに送信すると、ボカロ曲のオーディオファイル(MP3)が生成され、ダウンロード用 URL が取得できるという。

ヤマハ、歌詞入力で「ボカロ曲」を自動生成する技術「VOCALODUCER」を開発
「VOCALODUCER」のシステム構成

同社は今後、英語、中国語などへの対応も実施する予定。