日立製作所は、機器の製造・販売をグローバル市場で展開する国内企業に向けて、SaaS 型機器ライフサイクル支援サービス「Global e-Service on TWX-21」で、M2M による機器ライフサイクル管理機能を拡充した「Global e-Service on TWX-21/M2M サービス」(M2M サービス)の販売を開始する。申込み受付は12月1日から。

日立、M2M で機器のライフサイクルを管理するクラウドサービスを開発
「Global e-Service on TWX-21」の M2M サービスを含めた全体概要

Global e-Service on TWX-21 は、機器の製造/販売、稼働や保守などの情報を収集/蓄積し、その情報を共有/利活用して、機器のライフサイクルを管理するクラウドサービス。

日立では、日立建機が世界100以上の国/地域で運用/蓄積してきた業務ノウハウを生かし、クラウドサービスによる Global e-Service on TWX-21 を2012年9月から行っている。  今回の M2M サービスは、Global e-Service on TWX-21 に、M2M システムに必要な情報収集した稼働情報を閲覧する機能や、異常な状況を知らせるアラーム機能、遠隔停止機能を拡充したほか、管理対象機器から情報を収集するのに必要な、通信事業者のデータ通信サービスを加えて提供するもの。

「Global e-Service on TWX-21」の全体メニュー
「Global e-Service on TWX-21」の全体メニュー

M2M(Machine-to-Machine)とは、機械同士が人間を介さず、ネットワークを通じて直接情報を交換するシステム。

機器を製造/販売する国内企業では、機器単体の性能、高機能化を追求する従来のビジネスモデルより、高収益が期待できるメンテナンス、機器保守や部品販売などのアフターサービス事業への関心が高まっている。また、低コストで効率的に機器のライフサイクルを管理することが求められている。さらに、製品に不具合が発生した際、原因の切り分けや対策立案に時間がかかる、部品の需要が分からず、部品の過剰在庫/欠品が発生しやすい、といった課題を抱えている。

M2M サービスを活用すれば、自動収集した稼働情報を活用し、最適な保守計画を立案したり、的確に保守部品を携行して業務を効率化できるほか、アラーム情報を活用し、故障対応の時間を短縮できる。

また、遠隔の機器に命令/制御できる機能により、盗難時に機器を遠隔から停止/ロックして、盗難を防止することもできる。