富士通と富士通研究所は、ミリ波帯である 240GHz 帯使用の大容量ギガビット無線通信機に向けた高感度受信 IC チップを開発した。

富士通など、ミリ波帯大容量ギガビット無線通信機に向けた高感度受信 IC 技術を開発
富士通と富士通研究所、高感度受信 IC 技術を開発

240GHz 帯は、一般の携帯端末で扱う周波数に比べて電波を使用できる周波数幅が広く、通信容量を100倍に高めることが期待されているが、その実現には空間を伝搬する微弱な信号を受信する高い増幅率をもつ増幅器が必要となる。

今回、富士通と富士通研究所は、増幅器の発振現象を抑制しつつ増幅率を高める多段化技術と、増幅器の出力信号を効率よく次段へ伝達する技術を開発。これにより、従来に比べて受信 IC の感度を約10倍改善でき、スマートフォンなどの携帯端末に搭載された小型のアンテナでも大容量のデータの受信が可能になるという。

同技術の詳細は、10月13日から米国・モントレーで開催の国際会議「CSICS 2013(Compound Semiconductor IC Symposium)」にて発表される。