米国 Google は、Chrome Web ブラウザの最新安定版をリリースした。「画像から検索」機能が追加された他、同ブラウザ史上最多となる50件の脆弱性に対する修正がなされている。

「画像から検索」は、Web サイトに表示されている画像を右クリックすることで、インターネット上の類似した画像を検索できるというもの。Google 検索では以前から画像検索機能が提供されていたが、利用には画像ファイルを Google 検索の「画像で検索」ボックスにドラッグ&ドロップする必要があった。今回追加された新機能は、その手間を省いてくれるものだ。

Google、Chrome 30 をリリース ― 過去最高となる50件のセキュリティ脆弱性に対応
画像を右クリックし、「この画像を Google で検索」を選択すると

類似した画像が表示される
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今回のリリースで注目すべきは、そのセキュリティ修正の件数だろう。Google は Chrome 30 で50件の脆弱性に対応し、これに貢献したセキュリティ研究者に対して総額で1万9,000ドルの報奨金を支払っている。同社は8月にリリースした Chrome 29 では25件の脆弱性を修正し、6,174ドルの報奨金を支払っていた。Chrome 30 では脆弱性の修正件数は Chrome 29 の2倍に、報奨金の額は3倍に増加している。

Chrome 30 の報奨金プログラムで、最高額である4,000ドルの賞金を獲得したのは、フィンランド オウル大学セキュリティプログラミンググループの Atte Kettunen 氏。同氏はインラインブロックレンダリングに解放後使用の脆弱性があるのを発見した。Kettunen 氏はこの他にも2件の脆弱性を発見し、3,500ドルの賞金を獲得している。同氏はまた、Chrome 30 の開発サイクルで、同ブラウザのセキュリティ向上に貢献したとして Google から8,000ドルの追加賞金を授与され、これをセキュリティ研究者の Cloud Fuzzer 氏や Miaubiz 氏らと分け合っている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。
(この記事は、10月2日付け英文記事を、翻訳・編集したものです)