トレンドマイクロは、同社のモバイルアプリケーション評価技術「Trend Micro Mobile App Reputation」により“不正または高リスクアプリケーション”と判定されたアプリケーション数が、2013年9月末時点で100万に達したと発表した。これらのうち、不正アプリケーションが75%、アドウェアなどの高リスクアプリケーションが25%を占めるという。

同社の調査データによると、不正アプリケーションでは、正規アプリケーションに偽装し高額料金が発生するサービス悪用を狙う「FAKEINST」(34%)と「OPFAKE」(30%)の2種で、上位10分類のうち6割以上を占める。

モバイル端末を狙う不正アプリと高リスクアプリの総数が100万に--トレンドマイクロ
モバイルマルウェアの分類トップ10(提供:トレンドマイクロ)

FAKEINST は、ユーザーに知られることなく SMS メッセージ(テキストメッセージ)を特定の番号に送信し、有料サービスに無断で登録する機能を備える。注目された事例としては、「Bad Piggies」(「Angry Birds」ゲームシリーズの新作)のリリース直後に確認された偽バージョンがあるという。

一方で、高リスクアプリケーションも「ARPUSH」(33%)と「LEADBLT」(27%)の2種のアドウェアで、上位10分類のうち60%となった。これら2つは、不審な Web サイトに誘導するための強引な広告表示などを行うアドウェア活動、および、OS 情報や位置情報(GPS)、IMEI などの端末関連の情報を収集する活動を行うことで知られている。

高リスクアプリケーションの分類トップ10
高リスクアプリケーションの分類トップ10(提供:トレンドマイクロ)

同社は、モバイル端末ユーザーに対し、安全確保のために、PC と同様のセキュリティ対策を講じることを強く推奨。また、アプリケーションをダウンロードする際は、デベロッパーの確認と、ユーザーレビューを一読するよう促している。