Linux Planet は、新旧2つの Linux ディストリビューションに光があたる一週間となった。

1. SteamOS

米国ニューオリンズで先週開催された LinuxCon 2013 では、Valve の共同創業者である Gabe Newell 氏が Linux を「ゲームの未来」であると評した。Valve は、ゲームのオンライン配信システム「Steam」を運営する企業。近日中に、独自の Linux システム「SteamOS」を無償公開すると発表している。

【LinuxTutorial】ゲーム向け Linux OS「SteamOS」、Linux 3.12 そして10周年を迎えた Fedora
ゲーム向け Linux 「SteamOS」

SteamOS の詳細は未だ不明だが、Valve の Web サイトには次の声明が掲載されている。

「Steam をリビングルームに導入するための準備を進めながら、辿り着いた結論があります。それは、最適な環境でユーザー経験を高めるために Steam を中心としたオペレーティングシステムを作るということでした。SteamOS は、信頼の Linux の基本設計と大画面でのゲーミング経験の共存です。リビングルームコンピュータの為のスタンドアロンオペレーティングシステムを間もなく、無料でお届けします」

2. Fedora が10周年


2003年9月22日、Red Hat は Fedora プロジェクトにより、Linux ディストリビューションの地勢を変化させた。当時のメーリングリストには、Red Hat 開発者である Michael Johnson 氏による次の投稿がある。

「Fedora プロジェクトは特別なものだ。Red Hat とコミュニティとの協働により、コミュニティに対して高速ローリングリリースを提供し、開発者の手に最新のテクノロジーを届けることを可能にする。

Red Hat Enterprise Linux の確立で、Red Hat は予測可能な変更と高品質なサポートを顧客、ISV、IHV パートナーに提供できるプラットフォームを得た。Fedora はコミュニティのものであり、クールで新しいテクノロジーを開発する場所だ。そして、コミュニティと協働で既存の Red Hat ツールを拡張する場所でもある」

現在の Fedora プロジェクトマネージャである Robyn Bergeron 氏は9月23日、eWeek のインタビューに答え、Fedora の今後の10年について語った。Bergeron 氏は、開発自動化をさらに推し進め、開発者がより付加価値の高い活動に専念できるようにしたいと述べている。

eWeek のインタビューに答える Robyn Bergeron 氏
eWeek のインタビューに答える Robyn Bergeron 氏

「Fedora はソーセージの作り方についてもっと考える必要がある。私は、我々が現在関わっている作業の多くが自動化によって削減可能であり、それによって我々の持つ本当にすばらしい人々の頭脳が、自動化では解決できない問題への取り組みにフォーカス可能になると考えている」
 
3. Linux 3.12

Linus Torvalds 氏は9月16日、Linux 3.12 カーネルの最初のリリース候補を公表した。メーリングリストのメッセージには次のようにある。

「個人的に、特にスケーラビリティの向上がこの時点でマージできたことに喜んでいる」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。