日立製作所は、カーボンナノチューブ「CNT」を探針に用いた近接場光学顕微鏡「NSOM」を開発し、波長850ナノメートルのレーザー光を用いて、幅5ナノメートルの金のパターンの画像化に成功した。

カーボンナノチューブを探針に用いた近接場光学顕微鏡を開発
金(Au)がSiO2と分離していることが、nm 単位でわかる

NSOM は、探針の先端から細い光を出して、物質表面から反射する光の情報を分析することで、物質表面の凹凸だけでなく、微小部分の組成や分子構造を調べることができるもの。大気中や液中で物質にダメージを与えることなく測定できるため、生体細胞や先端高機能材料の分析に適している。

同社は今後 NSOM を、再生医療を始めとするヘルスケア分野の研究/開発に活用していくとともに、社会イノベーション事業を支える次世代ナノ材料の物性/構造解析など基礎研究分野にも応用していく予定だという。