ネットワークセキュリティ技術のチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、Software Blade アーキテクチャをベースとするソフトウェア最新版「Check Point R77」を発表した。既存のユーザーは無償で R77 にアップグレードできる。

R77 では、未知の脅威に対抗する最新「ThreatCloud Emulation Service」、パフォーマンス拡張技術「Check Point HyperSpect」、「Check Point Compliance Software Blade」、新しい集中デバイス管理機能、RADIUS および IF-MAP の統合によるユーザーアイデンティティ認識機能、統合型セキュア OS「Check Point’s GAiA」を含む50種以上の製品が強化されている。

ThreatCloud Emulation Service は Checkpoint の多層防御型脅威対策ソリューションの一翼を担っており、未知の(ゼロデイ)攻撃、マルウェア新亜種、標的型攻撃や APT(Advanced Persistent Threats)からの感染を防ぐことができる。

電子メールの添付ファイル、ファイルのダウンロード、Web コンテンツへの直接アクセスで不審なファイルを発見すると、実行をエミュレートして不正活動の有無を確認、ファイルがマルウェアと判断されると即座にブロックする。

また、新たに見つかった脅威の攻撃情報は、クラウド上にナレッジベースを構築する協調型ネットワーク「ThreatCloud」で共有される。

ThreatCloud Emulation Service は今年2月に発表されたもので、Private Cloud Emulation アプライアンスでも利用できるが、今回、グローバルな組織全体で1か月にスキャンしたファイル数をベースとする、新たなクラウドサービスとなり、1か月あたり最大1万ファイルの検査を月額6万3,000円から試すことができる。

Check Point HyperSpect は、インテリジェントかつハイパー スレッディング技術を活用し、ハードウェア利用効率を最大限に高めた、適応性の高いコンテンツ検査エンジン。実運用環境でのパフォーマンスを最大50%向上できるという。R77 はこのエンジンを搭載する初の製品となった。

3月に発表された Compliance Software Blade は、セキュリティ上のベストプラクティスを活用する、次世代ファイアウォールの統合と完全自動化を両立させたコンプライアンス監視ソリューション。R77 で標準搭載される。

ポリシーを変更した場合、即座に通知したり、Check Point のすべてのソフトウェアブレードのセキュリティ状況を継続的に評価したり、コンプライアンスとセキュリティを強化する推奨案を提示したりできる。