ドイツ The Document Foundation が開発するオープンソースのオフィススイート「LibreOffice」が、Collabora Productivity(Collabora)から支援を受けることになった。Collabora は、SUSE が現在同社顧客に対して提供している LibreOffice のサポート業務を引き継ぐという。

LibreOffice 貢献者が SUSE から Collabora Productivity に移籍 ― LibreOffice のビジネスチャンス拡大を目指す
SUSE は、2010年9月の LibreOffice プロジェクト発足当初からの主要貢献組織の1つだ。今回の移行に伴い、SUSE に所属している LibreOffice 貢献者は、Collabora に移籍する。LibreOffice の主要エンジニア Michael Meeks 氏も、移籍する貢献者の1人だ。Meeks 氏は、eWeek に対し次のように述べた。

「私は、SUSE から Collabora Productivity に移籍した。ここで私は LibreOffice の持つ巨大な市場機会を、顧客に対する優れたサービスと LibreOffice 全体の向上に転換するために働くつもりだ」

Meeks 氏は、現在の LibreOffice の品質と、LibreOffice が様々な分野で採用されている状況に満足していると述べた。Collabora は、この大規模なユーザーベースに対する有償サポートの提供を目指す。

「Collabora は、バグ修正やセキュリティアップデートを提供する。また、企業向け長期サポート版の Collabora LibreOffice もリリースする予定だ。LibreOffice のカスタマイズや微調整を望む顧客に対しては、Collabora はコンサルタンティングサービスを提供する」

LibreOffice のビジネスチャンス拡大に向けて

LibreOffice はオープンソースのオフィススイートであり、無償で提供されている。Collabora によるプランは、LibreOffice による新たなビジネスチャンスを模索する試みだ。Meeks 氏は次のように説明した。

「我々は、我々の組織と LibreOffice のエコシステムを着実に成長させることを目指しており、Collabora はその目的を達成するための長期的プランを持っている。我々は顧客を満足させ、持続可能なビジネスを構築する可能性を十分に持ち合わせている」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。