1. Linux 3.11

9月2日、Linux 3.11 が公開された。これは、Linux カーネルにおける2013年4つ目のメジャーアップデートだ。

Linux 3.11 がリリースされるまでには、7つのリリース候補がビルドされたが、そのうちの1つは正式にアナウンスされることはなかった。Linus Torvalds 氏は、メーリングリストに次のように書いている。

「気付いた人もいるようだが、私はうっかりして -rc7 のリリース告知を書かなかった。私のミスだ。だが -rc7 は、そのリリース日を除けばあまり面白いものではなかったし、ohci-pci に馬鹿げたコンパイルエラーもあった。だから、-rc7 はなかったことにしたい。

代わりに、3.11 の安定版を利用して欲しい。これはぴかぴかで、コンパイルして使用可能な状態で用意してある。rc7 以降、いくつかの細かな修正もなされている。ほとんどはネットワークツリ―に対する修正だが、それ以外にもファイルシステムやサウンドまわり、それに /proc/timer_list に関する修正なども含まれている」

2. Kubuntu 向け有償サポート

Mark Shuttleworth 氏はもはや、KDE デスクトップを採用した Ubuntu 「Kubuntu」のサポートをしたくはないようだ。だが、Emerge Open と呼ばれる企業が、Kubuntu の商業的なサポートに名乗りをあげた。Kubuntu の声明には次のようにある。

「Kubuntu コミュニティは、Kubuntu のプロフェッショナルサポートの提供をお知らせする。このサービスは、Kubuntu の電話サポートを必要としている企業、組織、個人に向けたものだ。≪中略≫ サポートは Emerge Open の英国オフィスから、電話、E メール、Skype、リモートデスクトップや、利用者の選択するその他の方法によって提供される」

【LinuxTutorial】Linux 3.11 リリース、Kubuntu の有償サポート、Linux Foundation による新たな共同プロジェクト OpenBEL


1時間あたりのサポート価格は、80英ポンド(約1万2,350円)に設定されている。

3. OpenBEL

OpenBEL ロゴ
Linux Foundation は8月26日、最新のコラボレーションプロジェクト「OpenBEL(Biological Expression Language)」を発表した。BEL とは、ライフサイエンス分野の研究者が、科学的な発見をコンピューターインフラに理解可能な形式で記述できる言語だ。

Linux Foundation の Jim Zemlin 氏は、声明で次のように述べている。

「OpenBEL は、オープンであることとコラボレーションが、科学を前進させることを示す絶好の機会だ。我々は、ライフサイエンス産業のリーダー達に、ソフトウェアの共同開発に関する知識を喜んで開示したいと考えている」

OpenBEL は2012年6月、バイオ技術企業 Selventa がオープンソース化した後に始まったプロジェクト。このプロジェクトには現在、アストラゼネカ、フラウンホーファー研究機構、ハーバード・メディカル・スクール、ノバルティス、ファイザー、カリフォルニア大学サンディエゴ校が参加している。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。